月の出

昨日、新聞のこよみ欄に「月齢15.3」とあるのを見て満月やなと思ったが、そのまま忘れてしまっていた。夕方、シャチョウが三上山のほうを見て、「あれッ月、ツキ・・・」という。また大げさな、別に珍しいものでもあるまいしと思いつつ、ついつられて窓の外を見た。月が三上山のてっぺんから昇ってくるところ。ちらっと木の間から1割ぐらいの部分が見えている状態だった。今の家へ住みついて31年になる。仮にそれを30年としても360回の満月を見たはず。三上山のてっぺんから昇る月を見るのは初めてだった。月が山から離れてしまったら、何の価値もない。合成したのやろといわれたたらシマイである。電柱もくそもない。とにかく我が家の窓からこんな月が見えることもあるという記録である。
新聞のこよみ欄は1日早いデータが出る。だから本当の満月はきょう、5月22日である。きのう見た月は14日の月のはず。とすればもう1回、本当の満月を…と行かないのが月の難しいところ。出る場所も違うはずだし、月の出のころはもっと暗くなっている。昨夕は手持ちで撮れたが今夜は無理だろう。こんな電柱ごしの写真を本気で三脚を立てて撮るつもりはない。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

