彼岸に咲く

朝日の丘だったか、夕日の丘だったか、正式な名称は忘れてしまったが、桜墓園内にあって春秋の彼岸の中日にはその丘から太陽が昇るとか沈むとかのモニュメントである。その説明文に”どこから見れば”という基本的な条件が抜けているということを以前書いたが、その蒸し返しではない。きょう、南桜の農地を歩いていたら彼岸花が咲いていた。あと一週間で秋分の日である。そういえば今は9月なのか。ついこの間まで8月だったはずだが・・・。
まあとにかくボクなどは最低ラインの社会生活は送っているのだけれども、曜日の感覚は怪しいし、日にちはおろか月まで怪しい。なのに彼岸花というヤツは土の中にいて、どうして世の中の暦まで読めるのか。太陽がどっちから昇るかなんてことを考えるより前に、きょうが何月何日だということを理解することの方がよっぽど大事なんだわな。
写真ステージ 「近江富士」
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