琵琶湖測定施設

空も湖面もにび色一色。こんな日にスキ好んで出かけてきたわけではない。シャチョウのお伴の空き時間である。何かネタはないかと考えて、以前、京都新聞に載っていた「琵琶湖測定施設」のことを思いだした。滋賀県が水質を監視するために湖上に設置している自動測定施設で、老朽化により近々撤去することになったという。新聞には唐崎沖1.5Kmとあるが、たしか雄琴川河口の南の岬からも見えたはず。
行ってみて驚いた。そこにあったのは似てもにつかぬアメンボ―のような・・・。灯台が何かだったらしい。探してみると例の施設はもっと左に見える。おかしいな、唐崎ならもっと南(右)のはずだが。実はこんなことはしょっちゅう起こる。湖岸線が屈曲していため沖に見えるものが右に行ったり左に行ったりする。
結局このとき探し出したのが、数100mほど北へ行ったマリーナ雄琴の近くだった。お互いが離れた妙な構図だが、これ以外にポイントは見つからなかった。と、カメラを構えていたら、鳥が一羽入ってきた。カラスではないし、トンビかなと思っていたが、帰ってよく見たらアオサギのようだった。ヤツが湖上をこんなに高く飛ぶのを見たのは初めてだった。
写真ステージ 「近江富士」
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