竹が伸びた

うかつだった。今年の冬から春にかけて市三宅旧野洲川北流沿いの堤防が整備されて見通しがよくなった。それと同時に、目印だったケヤキの木も切り取られたのは誤算だったが、それはいまはおく。で、たとえばこの写真。 3月20日の撮影である。手前の竹が全部切り倒されている。同じく4月9日の撮影。この桜が新鮮に見えた。そのあともこまめに狙ってみようと思ってはいた。ところが5月、6月はうっかりご無沙汰。堤防上の道路は何度も通りながら遠くばかりを見ていたことになる。
そして昨日。7月8日に行ってみて驚いた。手前の竹がすごい勢いで伸びているのである。竹は古い家なら屋根を突き破って伸びる。話に聞いていたけれど、こんな生命力を持っているとは思ってもいなかった。たった3か月足らずでもう見通し利かなくなっているのである。かろうじて隙間を見て撮ってきたのが標題写真。この写真と前出の2枚とが、同じ場所からの撮影であるとの証明は、三上山とその左の妙光寺山の稜線が交わるところ、その交点と駅前に建つマンションの右肩とがその一点で交わっていることである。光線状態が揃わないので、それぞれ見え方が違うが、注意して見てもらうと見えるはずである。
写真ステージ 「近江富士」
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