暗雲高く

各地でにわか雨が大暴れだという。昨日(18日)、昼前に琵琶湖大橋から見て、三上山がくっきり見えているのに、その左の方では白くかすんでいる。雨が降っているらしい。守山北高校の近くまで帰ってきたときには雨は南の金勝山地の方へ去り、代わりに黒い雲が三上山の上に立ちあがっていた。
こういう場合、地上にへばりついた人間がカメラを上へ向けて撮る。そして雲が高かったという。本当に高いのか。かりに雲が三上山から手前の方へ伸びてきていてもこのように写る。きょうから気象庁が雷の予報の精度をアップするという。何でも”気象衛星を使って積乱雲の高さを読んで云々”と。俵屋宗達の風神雷神図からここまで来たとの思いが深い。しかし、赤道上3万6000Kmの上空から、積乱雲の高さをどうして読むのか。地上にいて雲の高さすら読めない私には、宗達も気象衛星もともに神の世界である。
写真ステージ 「近江富士」
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