手ぶれ補正

今年の4月、開花直前に切り取られた桜の根っこである。つい最近ふと思いついていってみた。しかし、きょうは桜の話ではない。画面がなんとなく気持ちが悪いのである。皆さんはどう感じられるだろうか。山はまあ何んとなく写っている。しかし手前の草なんかはピントが合っているようないないような。何となく気色が悪い。ピンボケではない。といいながらしっかりぼけているところもある。
桜の切口である。上で述べたことと同じ、というよりその状態がさらにはっきりしてくる。原因は。カメラの手ぶれ補正が原因らしい。手ぶれはレンズ固有の問題である。たとえばワイドと超望遠。当然望遠の方がそのブレは大きい。普通はレンズそれぞれが手ぶれ補正を備えている。ところがボクが使っているカメラはボディー側にそれが着いており、使用するレンズの長さをセットするようになっている。いままで日常的に使うショートズームに合わせて50mにセットしていた。
ところが10日ほど前にカンムリカイツブリの浮巣を撮影するにあたって250mにセットした。望遠撮影はそれで何とかクリアーした。その後、その値を戻すのを忘れてワイド撮影をした。カメラは望遠並みの補正をしたからおかしなことになったということらしい。難儀なシステムである。
写真ステージ 「近江富士」
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