鎮守の森

いまだ経験したことのない大雨だという。100年に一度というが、昨今はそれが毎年起こる。きょうの京都新聞に野洲川・杣川上流部に1000年の一度の大雨が降ったらという記事が出ていた。「0」が1つ多いのじゃないかと思わず見直したが、間違いではなかった。大雨は山間部に降る。しかしその雨は平野部へ流れ出る。日本中すべての地域が明日の吾ごとである。
国道477号六条交差点。そばにJAのカントリーエレベータがある。細い道路と交差する変則的な交差点で、その細い道を兵主大社の方へ100mほど進んだところから。右に見える森が二之宮神社の森。一昨日、兵主大社の参道に立つ石標として挙げておいたが、それがたまたまこの神社のものだった。
水田の向こうに鎮守の森。野洲川デルタの典型的な風景である。この神社は詳しくは知らないが、南北両流時代の水防にまつわる古事が多い。新放水路は1000年に一度の大雨に耐えられるのかどうか。
写真ステージ 「近江富士」
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