唐崎の湖岸

唐崎神社の境内である。湖岸に厚マツと石灯籠。何も考えずに適当に撮ってきたのだが、どうも選定の直前らしい。松葉が茂って真っ黒に見える。松は日本的風景として絵画などにも描かれ、大切にされているが、剪定されずに放置されるとどうにもならなくなる。
そんなことを考えながら絵を見ていて、三上山のバックに見える両翼を広げたようななだらかな稜線が気になりだした。その稜線を問題にするなら、別の写真があった。左が鏡山、右が十二坊。きれいな線であるが、細かく言うと、その手前に菩提寺山が出てきて妙な形になっている。やっぱりこれはこの稜線をもうちょっと左へ寄せた、坂本あたりからの方がすっきりするようである。どちらの写真とも、何も決まらない中途半端な写真である。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

