山ふところ

国道8号、御上神社前交差点。国道をまたぐ跨線橋が設置されている。ちょっと見るとその上からと思うのだが、電柱が目の前を横切っていて、降参するしか手はない。これはその歩道橋を山側へ下ったところ。三上山本体と雌山に挟まれた山ふところというところである。山に近いためどうしても妙な形に写ってしまう。この画面の左外に悠紀斎田がある。みなさん御田植祭りの写真を撮ってくるが、10人が10人とも、山の形に苦労をしている。どうにもならないところである。
画面左から3分の1ぐらいのところ、屋根の上に土の露出が見える。砂防ダムの工事現場である。集落の中を走る道路からは現場の入り口だけしか見えないが、こうして距離を置いてみると見えてくる。その部分を伸ばしてみると現場で打ち合わせをする3人の関係者の姿が見える。昨今の大水害を思うとき複雑な思いである。
写真ステージ 「近江富士」
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