二重堤防

きのうの場所からさらに上流へ歩いてみる。堤防の高さが低くなっている。堤防というものは、一か所低いところがあると、他のすべての高さは意味がなくなる。今日の標題写真はその最低部から撮ったもので、その低さをカバーするように、もう1つ外側に高い堤防が張りついている。旧南流の堤防跡である。とにかく旧堤防は高い。外側の黒い木は最近とみに有名になった笠原の桜。
そのサクラの中に水難碑が建っている。大正2年に堤防が決壊した場所に建てられたという。もう1枚。旧堤防から新放水路を見たところ。遠景の橋が新庄大橋。V字型に分かれていく2本の堤防それを塞ぐように見える森が笠原桜公園。いわゆる側帯部である。
写真ステージ 「近江富士」
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