霧の日

朝起きたとき、三上山は雲の中にあったが、地上は単なる曇天に見えた。
10時前花緑公園へ行ってみると周囲がいくらか明るくなり、三上山が霧の中から姿を現し始めているところ。この霧が晴れるといい天気になるのだろう。
ふるさと館中庭のモミジの赤が真っ盛りだった。振り返ると天山が霧に紛れ、色を失った山稜の重なりがまさに墨絵の世界だった。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


ミシガン帰港

冬の湖西、夕暮れは早い。浜大津が湖西の範疇に入るかどうかはともかくとして、4時を過ぎると太陽は早くも逢坂山に沈み始める。昼ともつかず夜ともつかず、不思議な夕景の中をミシガンが帰ってきた。遠くにいたときは太陽の光を受けた輝きが勝っていたが、今は電飾が輝きを増そうとしている。
右は停泊中のビアンカの先頭部、ここだけを見ると、どうにも武装した海賊船に見えて仕方がない。
写真ステージ 「近江富士」
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不思議な光景

画伯がいたところから少し琵琶湖ホールの方へ進んだところで、不思議な風景に出会った。ブイを組み合わせた上に三角形の構造物を乗せたものを船で引っ張っていく。それを湖岸から50mぐらいのところに並べてくるのである。中にはそのブイに人を置いままで帰ってきたりする。それが繰り返されている。
最初、魚つりの人を沖(といっても50mほどだけど)まで運んでいるのかと思った。でもおかしいのである。人が残っているブイもあれば、いないブイもある。それよりも先に、魚釣りなら三角形の構造物は邪魔だ。作業現場まで行けば意味は分かったのだろうが、フォーラムの開始時刻が迫っていたのでそのまま返ってきた。
帰ってから画像を拡大してみた。なーんやイルミネーションやったんか。知らなかったのは私だけで、皆さんは先刻ご承知だったかも知れないが。ON・OFFはどうするのか。1つ1つ船で回るなんて考えるのは、昭和ヒトケタのオジイだけだろうけど。
写真ステージ 「近江富士」
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老画伯

湖岸で老人が1人でスケッチをしていた。八幡堀などでスケッチしている人の写真をよく見る。斜め後ろから描きかけの絵を見せて、その向こうの風景と組み合わすという手法である。それをやろうとするとレンズはワイドになり、三上山は遠く小さくなってしまう。
三上山をそれなりの大きさにしようとすれば、当然レンズは長くなる。写角は狭くなるから、画伯の背後へ回らざるを得なくなる。日向ぼっこしているのか、絵を描いているのか分からなくなる。難しいところである。ところでこの場合、画伯の描く絵は、水平線上の三上山ということになるが、絵になるのだろうか。見てみたかったが遠慮した。
写真ステージ 「近江富士」
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木曽どのを したひし山吹 ちりにけり


空地なればこそ

16日(土曜日)、浜大津で行われた「琵琶湖フォーラム」という催しに参加してきた。左はその途次、京阪浜大津駅橋上デッキからの撮影。いうまでもなくビアンカの後部と三上山。
こんな写真が撮れるのも、浜とのあいだにご覧のような広大な空地があればこそ。眼下を走る県道18号と琵琶湖汽船までの空き地である。浜までの距離250m、港まで行ってしまうと船が大きくなりすぎて山がどこにあるのか分からなくなってしまう。こんな場所にどうしてこんな空き地が・・・と不思議だが、この不思議が景観を作っている。欲をいえばさらにこの倍あればいうことはないが、それは無理というものだろう。このまま、このまま、余計なものは何も要りません。ましてや妙な建物など建ててはいけませんぞ。
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木曽どのを したひし山吹 ちりにけり


直線道路

守山市新庄町、野洲川右岸から見た三上山。川の右岸、左岸は下流を向いての話で、このように上流を向く場合は、実際には流れの左側を歩くことになる。
新庄大橋から1つ上流の川田橋まで、堤防上クルマ通行可のほぼ一直線の道路が続く。三上山に向かってといいたいところだが、ほんの少しずれていて、三上山の左裾に向かうことになる。ちなみに対岸の道路はどうかというと、ご覧のように頂上の少し右に向かう。これが放水路の川幅340mということになる。なお、右岸はクルマ通行不可。
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旧水口図書館つづき。


遅かりし

川田町の野洲川左岸。河川敷にオギが群生している。毎年この時期に1度は必ずカメラを向けているが、今年は若干遅れてしまった。
実は以前から電源ON,OFFのメインスイッチが不安定になり、だましだまし使っていたが、10月初めに完全にダウンした。修理に出して3週間足らずで戻ってきた。修理代に目をむくほどとられたがそれは別として、早速試してみたら、今度はファインダー内にある電子水準器がおかしい。私は無意識に撮ると必ず1~2度ほどカメラが傾く癖があって、水準器は必需品。これがないと困る。再度修理で3週間ほど。カメラブレ防止システムの不良によるものとのことだったが、結局1ヶ月半ほどの長旅でやっと戻ってきた。ちなみに2度目の修理代は無料。
別のカメラでもよかったのだが何となく気が乗らず、やっと駆けつけてみたら、穂がたってこんな哀れな状態になっていたという話。
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水口小学校内にある旧水口図書館(ヴォーリス設計)。毎月第2火曜日に内部を開放(カフェも)。自治振興会主催の短期教室に参加していたNさんがそのスタッフだという。早速行って来た。


竹生口交差点

何回か見ていただいた竹生口交差点である。近くで大型住宅地が開発されそれと連動する形で改良工事が行われている。前回が10月20日だったから、まだ1ヶ月たっていないが、工事が急ピッチだから目が離せない。前回に比べて変わっているといえば変わっているし、変化ないといえば変化ない。しかし全体としては現在の姿と大きく変わることは間違いない。
写真でクルマが集中しているのが、現在の交差点だが、交差点そのものが右側の竹で隠れている辺りへ移動する気配である。
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