とんがり屋根

野洲市永原、野洲北中学校。とんがり屋根の時計台が印象的である。3,4年前、野洲市の景観を考える委員会という会合があって、その席上市内で心に残る風景として、この校舎周辺の風景を上げる人もいたほどである。同感である。たとえば校舎と並んで見える城山など、歴史的景観ともつながる。
しかし、こと三上山との組み合わせとなると簡単にはいかない。体育館の赤い屋根が大きすぎるのである。どたっと横に広く何ともおさまりが悪い。結局屋根を半分に切る以外手はないかなと考えつつ、右へ行ったり左へ行ったり。ここが一番おさまりがいいのかな、しかし、時計台は右を向いている、その左に三上山はどうかな・・・・など思いつつ、とりあえず撮っておこうかとシャッターを押した。その瞬間、何か黒いものが飛び込んできた。こんなところで空を飛ぶ黒いものといえばあいつしかいない。絵の中の向きはばらばらだけどそいつに免じてお許しを。
写真ステージ 「近江富士」
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