ビルが消えた

夏至から早くも2か月。当地、朝の空はまさに爽秋。広島はまた雨だという。
さて今回の「ビルが消えた」の舞台は中山道野洲川橋から1つ下流の近江富士大橋の間である。この間の左岸堤防は車両通行可。ダンプ等大型車両の数も多く、簡単に車を止める場所もない。さりとて狭い堤防の上を歩いて取材というのもはた迷惑。さらにその上に例のビルがあったものだから、ただ走り過ぎる区間と決めてかかっていた。今回の標題写真も、私としては初めてのアングル。前後にクルマがいないのを確かめて、スナップ的に撮ってきたもの。
帰ってきてパソコンの画面を見て驚いた。雌山の下に見える赤いパワーショベルの先端(右端)に三角形の屋根が見える。位置関係からして中山道沿いに建つ十輪院に違いない。中山道から見て三上山の反対側に位置する堂で、このお堂が三上山と同じ画面に入ることなど、今の今まで考えたこともなかった。とはいえ今のままではいくらなんでも小さい。対岸(右岸)から見ればどうなるのか。新たな課題である。
写真ステージ 「近江富士」
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