春立つ

きのうは節分、各神社では豆まき等が行われ大いににぎわったという。そうしてきょうが立春。我が家から見て太陽が三上山の頂上から顔を出す日である。この日を境に急に日の出が早くなったように感じられる。冬至からこの方、天文学上の日の出は徐々に早くなってきているはずだけど、我が家ではそれがすべて三上山の向こうの現象で、実際に太陽が見えだすのは右の斜面に顔を出した時である。したがって、夜明けは早くなってきているが実際に太陽が見えるのはほとんど同じ時刻ということになる。その右斜面から顔を出す場所が徐々に高くなりそれが頂上に達するのが立春のきょう。理屈の上では明日からは山の左側の低い屋根の上から顔を出す。
朝起きたときは山頂部の空は晴れており、少し離れた上空に雲が見えた。標題写真は、時間的には山頂からの日の出が見えるころだったが、雲が徐々に低くなり、左山すそに明るさを残すだけだった。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


もこもこ雲

もう1回だけもこもこ雲を。堤防沿いの竹藪は200m近く続いただろうか。昨日見てもらったのは竹藪を通した視界で、前方の田んぼがしっかりと見えなかった。きょうの写真は竹藪の終わりの地点。前方に農地が広がった。相変わらずもこもこ雲は出ているが空全体が明るくなってきて、雲そのものの明るさが増して来ている。
見てくださっている皆さん方は、何で同じ写真を3枚もと思われるはず。確かにその通りなのだが、私がこれらにこだわったのは、画面の左端の山の重なりである。遠くて高い阿星山、これはきのうも見えていた。今日の写真ではその手前に菩提寺山がはっきりと見えている(きのうの標題写真では竹に隠れ、一昨日分には写っていない)。この山は三上山から2.4Kmほどの距離にあり、見る場所により、三上山の右に見えたり左に見えたりする。もちろん今は左に見えるわけだが、ちょうど県道324号希望が丘線、銅鐸博物館がある谷あいを通して見えている勘定になる。
写真ステージ 「近江富士」
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もこもこ雲

日野川の堤防を比留田の方から上流の仁保橋に向かって歩いてみた。整備されてほとんど大きな木はないが、一部に竹が伸びてきている(歩きながら後ろを振り向いて撮ったもの。バックの山は比叡山)。こうしていつの間にか視界が悪くなっていく。標題の写真はこの竹の合間から撮ったもの。
面白いことにまだもこもこ雲が見えていた。いつか風が強い日に、雲が太陽を隠して動かない。雲のふちが太陽に照らされてよく見えた。風上の方で雲が盛んに発生し、風下の方で消滅していた。きょうの雲がそれなのかどうか、そこまでは確かめなかったが。さきほどのもくもく雲(きのうの標題写真)がそのままではなかったはず。
左の方、遠くの高い山が石部の阿星山。その右の黒い山が田中山から妙光寺山。三上山はその背後に立つという構図である。
写真ステージ 「近江富士」
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もこもこ雲

雪である。朝起きたときは屋根が白かった。道路には雪なし。山には雪があったが雲の切れ間もあり空は明るかった。8時過ぎこの稿の準備をしていたら、シャチョウがやってきて、「雪がばんばん降っていいる」という。そうか雪はしんしんと降るものだと思っていたがと外を見るとなるほど、こういう降り方をバンバン降るというのか。見ているとあれよあれよという間に路面が白くなっていく。でも写真に撮ってこうして比べてみるとホンマに白くなったのかなとも。あっという間に白くなったというけれど、「あっ」という間の本当の時間てどれぐらいか。撮影時刻を調べてみると初めのほうが8:20、あとのほうが8:23。秒まではわからないがだいたい3分。どれぐらい白くなってますかな。
標題写真は家棟川堤防越しの三上山。曇りがちの空に、三上山から沸き立って、こちらの方へやってくるようなもこもこ雲が面白かった。
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