迂闊でした

まず最初にこの写真を。撮影は5月10日、陰になっている山裾に集落の屋根が光るのを狙ったものである。風が吹いて田んぼの水面に変化が出て、そこそこの写真になったと思って帰宅した。ところがPCでみると山腹の暗い部分に妙な斑点が出て、使うに使えない状態。逆光によるフレアーらしい。
逆光のお堂などをオート露出で撮って、空からのかぶりを入れてしまうケースはよくある。教科書にはフードが必須とあるが、フードをつけるよりも左手で覆ったほうが効果がありますよと、教室の皆さんに話する。これもそのケースなのだろうけれど、今までに同じ状態で何度も撮っている。今までこんなかぶりが生じたことはなかった。たまたまその時反対向いて、順光線で撮った写真があった。もちろんそれにはかぶりはない。太陽光線によるかぶりには間違いないが、それにしても気持ちが悪いかぶり方だ。
一週間悩んで、きのうふとカメラのレンズを見ておどろいた。わーこれやったんや。ホコリがこびりついていた。そういえば長い間、クリーニングしていない。特に冬、雪が降ったりするとレンズが汚れやすい。それをついそのままに・・・。クリーニング液が机の上で遊んでいた。いやいや迂闊でした。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

