方位36度線・4

日野川を越えてさらに1.6Kmほどバックする。36度線は在来線に近づく。国道8号東川交差点。目印としては南の角に近新家具が建っている。そこで交差する県道326号を琵琶湖へ向かう。新幹線をくぐってJR琵琶湖線へ近づいたところで、50mばかり左側が切れて山が見えるようになる。右側は墓地で左右ともに視界が開ける場所である。
地図で方位を調べると36.9度。約1度分、左へ寄っている。そう思って見ると、手前の2山に比べるて三上山がほんのわずか左へ寄っているようにも感じるが、意識しなければ同じような並びに見える。きっちり36度の場所を調べると、美鈴工芸社屋裏の農道を篠原の方へ少し歩いたあたりである。そこからどういう風景だったか、しっかりした記憶がない。いまになって、淡い記憶がよみがえり、案外いい風景だったような気がするが、後の祭りである。そういうことで今回の場所は美鈴工芸や伊藤家具八幡店を避けたその隣の畑ということになっている。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

