方位36度線・7

県道2号安土町下豊浦信号を左折、西の湖へ向かう。方位36度線は観光船乗り場付近を通る。現場は湖岸ぎりぎりを県道が通り結構狭く、クルマの置き場所もない。何時ももうちょっと北へ進んで、魚釣り客用の駐車場と銘打った広場へクルマを置いてそこから歩いて戻ってくる。大した距離ではない。駐車場から見ても結構風景はいい。方位を調べてみたが、35度だった。方位にして1度だけ右へ寄ったことになる。目で見た場合、3つの山の形はほとんど変わらない。しっかり見ると三上山がほんの少し右へ寄ったなかーと思うぐらい。観光船乗り場からの直線距離は(36度線とほぼ直角方向に)250mほどである。
さて、観光船乗り場。寒いこの時期閑散としていて、鴨の昼寝場になっている。音をたてないように忍び足で行く。それでも鴨がびっくりして逃げていく。今年は数が少ない。以前はびっくりするほど逃げ出したものだが。3つの山の並びは、駐車場からのそれと大差ないが、やはりこちらからの方が均整がとれているようだ。
帰り北側へ回っていつもよく行く白王町の方へ寄ってみた。ここまで来るとバランスは完全に崩れる。ちなみに、観光船乗り場からここまで直線距離で2.4Km。例の駐車場までの距離の約10倍である。三上山からの方位は26,5度、観光船乗り場は36度だったから、その差約10度。なるほど。
写真ステージ 「近江富士」
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