棚田のひととき

昨日の写真を撮ってから仰木の集落を抜けて棚田へ出る。道が2つに分かれ、片方はドライブウエーをくぐり、「元三太師道」との案内を示す道はドライブウエーに沿って登っていく、そんな場所である。初めて来たときには道沿いの建物はなかったはずだが。琵琶湖の方に向いては大きな変化はないから、とにかく写真は撮れる。着いたときには東の方にまだ赤みが残っていた。
目まぐるしく天気が変わる日で、比良山に続く裏山の斜面に日が当たりだす。それにつられて碑の側面を見ると「堅田町、大正赤信講」とある。今までこれを見ていないはずはないのだが、意識したのも撮影したのも今回が初めて、それはそうだろう、きょうのような天気でなければ、こんな無茶苦茶な構図の写真を撮るはずがない。などと時間つぶしをしていると、手前の棚田に陽が照りだした。それが標題写真。光はいいのだが三上山がねー。最初の1枚から時間にして10分余り。どちらがいいのだろう。
写真ステージ 「近江富士」
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