夏見神社

三雲小学校の横を抜けて裏手へ回る。グランドがあって、スポーツ少年団かな、大人の指導者を交えて子供たちが野球をしていた。驚いたことにそこから三上山が見えた。先ほどのロダンなんてものじゃない。これでネットのポールがなければ、ちゃんとした写真になるところだった。まあしかしそれは仕方がない。いままで発見できなかった私の負け。
そしてすぐのところに鳥居があって、夏見神社だという。おかしいな、地図では川の向こうのはずだが。とにかくそちらへ回ることにすることにして鳥居をくぐった。灯籠などが並ぶ道を歩いて意味はすぐにわかった。石の橋がかかっている。そういうことか、地図には本殿の位置で示されていたわけだ。なかなか情緒がある橋だった。渡るにはちょっと勇気がいったけど。
と、感心していたのだが、この川が由良谷川じゃないのか。すぐ下の三雲小のグランドから三上山が見えた。これはひょっとすると。とにかく川下に向かって歩くことにする。歩き始めてすぐだった。川の向こうにぽっこりと。月はぽっかりだけど、このときはぽっこりだった。ぽっかりとぽっこりとはどこが違うのかといわれたら、うまく説明できないが。とにかくこのときはポッコリ。よく見るとずーっと先の方で工事が行われていた。これによって木が切られたことが、ぽっこりの理由だったらしい。工事が行われていなかったら、おそらく見えなかっただろう。
写真ステージ 「近江富士」
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