白い道

未明にひと雨あったらしく、濡れた道路に朝の光が反射する。我が家の横の道路である。本当は田んぼの中の直線道路で撮りたいところだが、そこまで行ったときにはまずこの状況は終わっているだろう。イメージとしては空をもっと暗く落としたいのだが、太陽との兼ね合いでそういうわけにもいかない。どうしても太陽の光がいる。それも上がって少し経過してからの光。昇ったばかりの太陽光では黄色くなり、この白さは出ない。この絵の命は白さである。
問題は新幹線。シャッターを切った瞬間に飛びこんできた。入れてやろうとして入るものではない。本当は入ってないほうがいいのだが、せっかく飛び込んで来たものだからと使いたくなる。世間様でいう貧乏人根性、いやスケベ根性ですな。まだまだ修行が足りません。ハイ。
写真ステージ 「近江富士」
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