忙しい朝

朝起きて見た三上山は、山頂から3分の1ほどが雪をかぶり、子供のときに書いた富士山の絵にそっくりだった。きょうはこれだ。すぐには解けないだろうと考えたのが間違いだった。ちょっともたくたしている間に雨が降ってきた。すぐに山はもやに隠れてしまう。ダメだったかと2,3分してもう一度見ると、またぼんやりと見えている。変化が激しそうだ、これは現場へ行って待つしかない。
現場まで1分ほどだが、再び雨が降ってきた。もうちょっと待って見よう。雨粒が大きくなってきた。よく見ると何となく白っぽい。フロントガラスにもべチャッと当たるようになる。雪に変わりかけているらしい。車載温度計は4℃。山頂付近はおそらく3℃前後だろう。雨と雪の限界というところか。外へ出ての1枚。
標題写真は、この雨でいったん退散し、再挑戦した時のものである。現場へ着いたとき南西方だけが明るかったが、撮影を終えて帰るときには再び暗い空に戻っていた。その間2,3分、忙しい朝だった。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

