柿の木地蔵跡地

8号バイパス予定地、柿の木地蔵があった場所である。1970年代後半の姿である。柿の木がまだ若く、そして何よりも山麓の国道8号付近に大きな建物がなく落ち着いた風景を作っていた。この風景が国道8号バイパスの予定地に含まれ、地蔵さんも柿の木も姿を消した。おそらく地蔵さんはどこかへ移されたであろうが、柿の木は伐採後その場で焼却された。
前方に並ぶ杭までが予定地である。いまさらという気持ちが強いが、以前あった風景のためにも、今後この地がどう変わっていくのか、可能な限り撮影を続けていくつもりである。なお1970年代撮影の写真と現在の風景との整合性を示すのは、画面右端遠くに見える、屋根が光っている民家と三上山の右裾との関係のみである。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

