秋の夕暮れ

県道2号・小南交差点から比留田集落へ向かう県道48号。クルマの交換がやっとの細い道である。遠く離れていた日野川がいつの間にか近寄ってきて、堤防の下を走るようになる。そのあたりから、家棟川の堤防を見たところ。
一見すると堤防の上に木が植わってるように見えるが、川の向こう側、堤防のはずれの木である。秋の夕暮れ、太陽が比叡山に沈もうとする直前の撮影である。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
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番外編:せせらぎ街道


大山池

大山池・名神菩提寺PAそばの農業用水池である。30数年前、三上山を撮りだしたころよく通った。ところがそれから数年してPAの拡張工事が行われた。石垣などが新しくなってどうにも撮れなくなった。これは駄目だと足が遠のいた。
ところが風景というものは不思議なもので、駄目だと思った風景も時間がたつといつの間にか周囲になじんでくる。いまではその新しかった石垣がどれだったのか分からなくなってしまった。いま見ている風景は30数年前とは同じではないのだが、ここに立って三上山を見る感覚は30数年前と同じである。
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番外編:せせらぎ街道


柿実る

柿が実っている。南桜の家庭菜園。ただそれだけの話である。
モモクリ3年、カキ8年という。その昔京都にいたころ、裏庭から柿の芽が生えてきた。それがいつの間にか大きくなり実が出来た。見事な渋柿だった。大学生のころそのことを友人に話したら、カキは接ぎ木をせなアカンという。その友人は稲荷山のどこかへ連れて行き、これは甘柿やからなといって、細い枝を折って接ぎ木のしかたを教えてくれた。根本から30cmぐらいのところで切って・・・。それから8年だったか、9年だったか、見事な富有柿が実った。写真に見るような柿だった。いまその木がどうなったか、知るよしもない。
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番外編:野辺山高原JR最高地点。
とあるが列車は来ない。いつ来るかも分からない。列車の通過時刻でも書いておいてくれたらいいのに・・・、と思う。若いころには、そういうことをいうヤツがおると腹が立った。写真を撮りたけりゃ自分で調べてこいと。・・・ワシもなまったな。反省。


褐色の秋

野洲市比留田、家棟川と日野川が最接近するところである。その堤防上から手前にある家庭菜園越しに見たところ。
台形に横たわる妙光寺山の奥から三上山が上半身を見せている構図だが、その妙光寺山の右端が、下りにかかるところから、奥の金勝山地が上りに向かう。その勾配が上下対称に見えるのが特徴である。中秋というより晩秋に近い日の夕刻、風景全体が褐色に広がる。
堤防そのものはたかだか3,4m。決して高いものではないが、それでもそこから撮れば水平線は高くせざるを得ず、地表から撮れば、山より上へ持ってこれる柿の木などが、下に沈んでしまう。高所からの撮影の難しいところである。
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番外編:八ヶ岳東山腹


埋蔵文化財センター前

野洲川放水路稲荷大橋畔。守山市埋蔵文化財センター前である。左に見える道路をへだてた林の中に文化財センター。ずーと奥、三上山の右に見える森が服部町の産土神社。不思議なことに服部町には産土神社が2つある。1つは旧北流沿い、他の一つは新放水路のそばにある。写真に見えているのは後者の森。
カメラの後に雛鶴稲荷神社、その背後にサッカー場という寸法である。
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番外編:八ヶ岳東麓


冬支度

大山川左岸のさくら緑地である。大山川は希望が丘青年の城あたりを水源として、湖南市菩提寺の大山池を経由して野洲川にいたる小河川である。
その間、三上山と菩提寺山の間で農地を北桜(三上山側)と南桜(菩提寺山側)に二分する。ここは左岸の菩提寺山側。左岸堤防でさくら緑地という公園になっている。桜が静かに冬支度。
写真では分かりにくいが、公園の縁に生け垣が続き、その向こうが川、その奥が対岸の堤防である。生け垣と堤防が同じように重なって見えるため、その間の事情が分かりにくい。
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番外編:命ありて 今年も会えた、安房峠の黄葉。


コスモス

国道8号野洲川大橋左岸上流に栗東市のグランドゴルフ場がある。他へ回ったついでにふらっと寄ってみた。コートというのかコースというのか、その外側にコスモスが咲いていた。皆さんはゲームに夢中、誰が来ようが関係なし。ちょっと失礼して撮らせてもらった。アホみたいな順光線の恥ずかしいような写真だけどまあエエか。
水口教室のNさんから県展に入選したと電話があった。それはおめでたいと会場の近代美術館へ行ってみた。出品目録を見て驚いた。何と5倍。下手な入試より高倍率。以前はこんなことはなかったと思う。団塊の世代の高倍率は一生ものですな。会場でやす教室のSさんに会う。入選しましたとおっしゃる。この方は私より高齢。頭が下がります。
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番外編:命ありて 今年も会えた、安房峠の黄葉。
右の写真の男性2人。20mほど先でクルマを止めて歩いてきた。シャチョウがかっこエエからと声をかけて後から撮らせてもらった。朝から峠をいったり来たりしながら撮り続けているのだという。


柿実る

県道27号希望が丘口信号から希望が丘へ向かう325号沿い、三上山南麓の集落である。この道路が出来るまでは、三上山のすぐ下を巻くようにクルマ1台がやっとの細い道でつながっていた。私が野洲へ引っ越してきたとき、希望が丘は工事中だった。県道も開通前で、その細い道を通って北桜へ入った記憶がある。
山に近いため広角に頼らなければならず、山は寝てしまう。
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番外編:命ありて 今年も会えた、安房峠の黄葉。

