晩秋・2

きのうの標題写真、水路沿いの道がなだらかに左へカーブしていく。その途中に可愛いいポールが1本立っているのが見える。今日の写真はそのポールに近づいたところから。昨日の場所から200mほど移動したことになる。何も変わってへんやんか、とおっしゃる方もおられるはず。しかしよーく見ていただくと随分変わっている。きのう三上山に対して斜めに走っていた承水路が三上山の方を向くことになり、中ほどに橋も見える。言い訳がましくていやだけど、橋脚の手前に鵜(オオバンかもしれない)が一羽ハネを広げて威嚇している(実際にに威嚇しているのかどうかはわからないが)のも見える。
実はこのコース、2,3日前に下見のつもりで車で走っていた。この橋の近くでクルマを止めバタンとドアを閉め、とととっと橋の上へ出た。よほど怪しい男に見えたのだろうか。遊んでいたカモが一斉に飛び上がった。どこかへ逃げるのかと思っていたら、こともあろうにこちらへ向かってくる。おいおい、本気かとカメラを構えるとひょいと方向転換。完全になめられた。
今日は天気もいいしもっとおるはず。レンズを伸ばして足音しめやかに。橋の上へ出ると・・・・またなめられた。気が抜けたような奴が1、2羽浮いているだけ。やけくその1枚。そうか、お前やな。と先ほどの鵜に八つ当たりをしてやろうと探したが、敵もさる者、とっくにいなくなっていた。
写真ステージ 「近江富士」
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