伊庭内湖・2

きのうも書いたように浜にはヨや木がシが茂っていて遠望が利かない。木の場合、枝が高いと見方によっては見通せる場合がある。しかしヨシの場合は2mを超す茎や葉が密集するわけで、幕が下がったのと同じ状態になる。浜は水面から50cmぐらいの高さにあるが、それでもこのような状態である。この切れ目は船の出入り口として確保されているわけで、1mほどだけが視界がきく。
場所は北東から流れ込んでくる大同川が滑らかにカーブしながら、内湖に流れ込んでくるところである。昨日の場所から150m余り左へ寄った(内湖に向かって)場所である。その間、三上山が見える場所は皆無である。その間150mの距離は対岸にとっても大きく大水車の姿は見えなくなっている。
この写真は、大同川が内湖に流れ込む直前の場所である。うっかり見ると手前が内湖、奥に細く光るのが大同川のように見えるが、実際は逆である。川はこの後内湖に流入し、水車の近くから再び大同川として流出、琵琶湖に向かう。GoogleMapではわざわざ内湖の真ん中に「大同川」との表記がある。
写真ステージ 「近江富士」
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