尼ケ池水辺公園

守山市川田町と笠原町とに挟まれて、中町という細長い町がある。その中町と川田町の境をなす通り、周りにはこれといって地名のポイントになるようなものがない。あえていえば野洲川の近くの近江妙蓮公園ぐらいか。今はそれよりも少し西、中町の中ほどに若宮神社というお宮さんがある。ここはその川田町側、集落のはずれにある尼ケ池水辺公園という小さな公園である。回りくどい説明になったが、私としてはこれで精一杯の説明である。
冬の水辺公園はさすがに誰もいない。いつかきたときは子供たちが遊んでいたのに、ひょっとしたら夏だったのかもしれない。周りを少し歩いてみた。水辺の向こうのグランドへ出て右の方へ行くと視界が開ける。しかし、野洲川近くに集まる工場が目立ってくる。手前の畑は別にして、この建物群にはちょっと二の足を踏む。
もう一度引き返して、水辺公園そのものを大きく撮ってみる。グランドの向こうの農地にビニールハウスがあってそれが工場の建物を隠していることがはっきりわかる。それでもいいのだが、できればハウスもあまりあからさまにはしたくない。それと池から流れ出てくる小川にも魅力があった。それが標題写真を選んだ理由である。
写真ステージ 「近江富士」
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