地球の森寸景

地球の森、旧野洲川南流跡の公園である。国道477号・いわゆる浜街道からほぼ直角に琵琶湖側へ進む。1.1Kmほど進んだところで、大きく右へ曲がる。近くの地名もそのものずばり「大曲」、おそらく旧南流が現役だったころは堤防の保守が大変だったろうと思われる。曲がらずに直進したところ、目と鼻の先に速野小学校がある。学校の歴史を調べたら、いろんなことがあったのではないかと想像できる。
右へ曲がり切ったところで、左岸右岸共に旧堤防が保存されているゾーンに入る。もちろんかつての堤防がそのまま残っているわけではないだろうが、それでも子供たちへの勉強材料にはなる。標題写真の撮影場所は残された左岸堤防跡から。かつて天神橋がかかっていたところである。天神橋は撤去され平地の道路になり、近くの明富中学校生徒の通学路になっている。あずま屋があるところは旧河川敷の散策路。その向こう大きな木がかつて右岸に生えていた木が残されたもの。それに続く堤防が右岸旧堤防跡である。残留水路のヨシの葉影からギョギョ・ギョギョとヨシキリの鳴き声が聞こえてくる。
写真ステージ 「近江富士」
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地球の森寸景

地球の森の北端、国道477号・いわゆる浜街道から400m琵琶湖寄りにある恒久橋。地球の森の遊歩道に架かる橋で唯一のコンクリート製の橋である。将来この下を一般道が通るためと理解しているが、私の勝手な解釈か。それともいつかはその道が通るのか。通らないとすればこんなところへコンクリート製の橋を架ける意味がない。と、まあそういうことだが、地球の森内の最高点だけあって、三上山と並んでもそれなりの風景になっている。
現場へは気が向いた時に行くだけで、いつも行っているわけでもないし、定期的に行っているわけでもない。そういうズボラな人間が感じる地球の森の四季、木々が色づいて葉が落ちる。新緑の葉が出て深緑になる。一般の日本の風景の変化はあるのだろうが、田んぼや畑ほど細かい変化はない。しまった、一週間遅かったか、10日早かったもう一度出直しやなという細かい変化に乏しい。いつ行っても大差ない、のんびりした風景に見える。多分、私の観察力不足なのだろうが。
写真ステージ 「近江富士」
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錦織寺遠望

錦織寺の写真をもう1枚。昨日の水路の場所から集落の方へ戻ってきた。庭園業者の資材置き場と思われる場所があって、大きな石が置いてある。資材置き場というと八夫の庭卯さんを思い出すが、そちらの方は最近周囲の木が大きくなって見通しが悪くなった。ありがたいことにこちらの比留田の方は木がないし、いい具合に三上山と錦織寺が並ぶ。人様の敷地に勝手に入っているのだから、あまりゆっくりもできず、2,3枚撮って帰ってきた。PCでゆっくり見直すと、左の黒い石の扱いはどうっだったかなと気になっている。
写真ステージ 「近江富士」
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錦織寺遠望

比留田から虫生に続く農地。電柱もなく広々と見える。きれいに整備されて水路が等間隔に引かれている。その中でいちばん集落に近い水路の岸である。昨日の場所から直線距離で200m足らず左へ動いた。結果錦織寺が三上山から離れて右へ移動した。左裾に見える森は虫生神社の森である。
水路の向こうの麦畑は色づいて収穫期を迎えている。この写真の撮影が5月27日だったから、ひょっとしたらもうすでに刈り取られているかもしれない。
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錦織寺遠望

昨日とほとんど同じ場所である。ただし農道1本分、距離にして約100mほど錦織寺に近づいた。当然のことながらお寺の大きさはほんのわずか大きくなった。お堂と木々の関係などがきっちり見えるようになっている。
それぞれの田んぼによって農作業の進捗状況が違う。水を張ったばかりの水田に逆さ富士が写る。この時期特有、期間限定の風景である。もっとも、あさ見たときはただの水面だったものが、午後にはなえが植わっていることなどはざらだから、期間限定といえるかどうか。場合によっては時間限定ということになる。
田んぼと田んぼの境はきっちり直線、もう慣れてしまったが、何の情緒もない。ところどころに柿の木が植わっているところもあるが、適当な場所まで移動することができない。つらいところである。
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錦織寺遠望

小笠原でM8.5の大地震だという。これはえらいことだ。マグニチュードはきょうになって8.1に訂正されたらしいが、それでも大地震だ。話を聞いた時はこれは大津波だとびっくりしたが、震源が深いと津波は発生しないのだという。その深さが昨夜の時点では500何Kmだとかだったが、それも今日になって訂正されて682Kmだとか。やけに細かい数字だ。野球の入場者数を何10何人までカウントするのと一緒で、かえってホンマかいなと疑いたくなる。それにしてもまあ次から次へと・・・あの世への土産話も飽和状態で。
とまあ、そういうわけで多少は穏やかな風景を。例によって比留田の入り口の柿の木。葉の色が濃くなって、その向こうの稲も伸びてきた。よく見ると錦織寺周辺のお堂も緑で覆われ、冬の風景とは変わって見える。
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