魚釣り場

湖岸道路、琵琶湖レークサイドゴルフコース南側の魚釣り場である。この池、今は湖岸道路で締め切られ魚釣り場として独立しているが、湖岸道路ができるまでは琵琶湖の一部だった。湖岸道路が開通した直後は、いままで船でなければいけなかったところへ地伝いに行けるというのでよく通った。特に冬至前後になると、ここに立つと太陽が三上山から昇る。楽しいところだった。
いまはT字型のプラットフォームの先端に、釣り人が2人糸を垂らしているだけだった。
◎Pモードの怪(続き)
二夜連続のノーベル賞で湧き上がっているときに、Pモードで値が動かないと騒いでいる。なんとまあレベルの低い話だけど・・・・。
教室での話、続き。
Pモードで値が動かない。ホンマかいなとそばにあったカメラをPモードにセットしてぐりぐりダイアルを回してみた。確かに動かない。なんでや。カメラメーカーの講習会で講師が、「初心者にはPモードがおすすめ」との発言をしたとか。そのPモードが何で動かへんねや。しかし、こんなことにいつまでもこだわっているわけにはいかない。時間のこともあるのでこのときはここで打ち切った。
教室が終わってから、改めて説明書を読んでみた。と、”シャッターを半押しするとシャッター速度と絞り値が表示されます。”とある。そのあとでぐりぐりダイアルを回すと両者が関連して変わっていく。何やそんなことか。とにかくPモードでは被写体に向けて半押しをする。これが儀式、この儀式をやらなければことが始まらないのである。そのあとでぐりぐりダイアルで自分が要求する露出値を決定する。
たとえば、Aモードでは、「A」にセットしただけで数値は動く。Pモードでは「P」にセットしただけでは動かない。そのあと半押しして初めて「A」と同じ状態になる。もうちょっと言えば、「P」で使っていて電源を切り、改めて電源を入れた場合(当然Pモード)、数値は何も表示されない。半押しして初めて数値が表示される。面倒くさい話である。・・・メーカー・機種によって多少の違いはあるかもしれない。・・・・私の場合はオリンパス・E5・・・・
露出モードは「A」だけでよい。従来考えてきたことを改めて再認識した次第。「初心者はPモードを使え」と発言した講習会講師の意図が分からない。
写真ステージ 「近江富士」
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分厚い白雲

県道2号のもう1本北(琵琶湖側)を走る広域農道。野洲市市三宅から小南日野川堤防の間を走る。広い農地の中を一直線に走り信号も少ないからよく利用する。ここは日野川に近い野洲市小南。少し南に小南から比留田へ向かう道路とクロスする信号のない交差点がある(交わる道路のすべてに一旦停止の指示がある)。周囲の展望には何の苦労もないが、こういう条件の十字路が怖い。衝突する直前まで交差するクルマの存在に気づかないことがあるという。
標題写真はその怖い交差点と日野川堤防との中間点あたり。左の竹藪の向こうが小南集落である。真上は見事な青空なのに、三上山のほうには分厚い白雲。最近よく見る現象である。
◎Pモードの怪
怪談は夏が相場、時期遅れだけれどちょっと怖い話。わいわい1教室、9月の例会でMさんがこんな写真を持ってきた。白山の山頂付近で撮ったとかで、点在する花か穂かわからないが、そのシルエットが夕焼け空をバックに浮上した熱気球群を見るようで印象の強い写真だった。そんなことで9月度のベスト5に選んでおいた。
しかしよく見るとピントが浅い。真ん中の小ぶりの花に来ているだけで他は大なり小なりなりぼけている。山でなぜこんなに(ピントが)浅い写真を撮ったのか。プロパティを読んだら、F3.5。これなら前後を無理にぼかしたようなものである。Mさんは「たしかPモードで撮ったはず」という。「Pモードで撮ったのならF8なりF11ぐらいまで絞ったら・・・」というと、他の1人が「Pモードでは(値が)動きません」という。「なんで・・・、そんなことないやろう・・・」。「いえ、動きません」。誰と誰だったかは忘れたが、とにかくその場にいた10人の半分ほどが、「動きません」という。
正直いって、わたしはそれまでPモードなるものは使ったことはなかった。いわゆるフルオートは別にして、何々モードなるものはAモード(絞り優先)だけあればそれでよしと考えている。SモードはAの裏返しだし、Pにいたっては、何でそんな持って回ったようなものをと見向きもしなかった。そのPモードで10人のうち半数の人が数値は動かないという。他の半数は無言、その意味にはいろいろあるだろうが、誰一人として「いえ、動きますよ」という人はいなかった。ワシが勘違いしていたのかもしれんな。明日に続く。
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閘門橋

3日、4日と水上庭園と近江兄弟社中高のグランドとの間の道を琵琶湖の方へ歩いている。西の湖の水郷地帯にぶつかるところ。左側を流れていた水路をまたぐ。そこに架かる橋が閘門橋。右側から自転車道がやって来て一般道と並行する。その間の緑地帯に生えていた1本の木。例によって木の種類はわからない。木だ、橋だと前景を入れようとすると三上山は小さくなる。
カメラの背後は西の湖水郷地帯の一部、遠くに伊吹山が見える。
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ススキ?

下流を見るとススキの穂が光って美しい。もう1枚。あのススキを前景にして撮ってみよう。
もう10年近く前の話だが、秋、野洲川河川敷の風景を撮って、”ススキの穂”と書いたら、田園空間センターのNさんから、「あれはススキではなくオギだろう」とアドバイスをいただいた。そのとき教えてもらった決定的な差は虫眼鏡レベル。とっくに忘れてしまったが、大まかな判断基準は「オギは湿地に広く面となって生える。ススキは乾燥地に株単位、上から見れば円形で散在する」ということだった。いま見てもらったのは株単位で川岸に生えている。川岸が乾燥地といえるかどうかは何とも言えないところだが、湿地とも言いかねる。姿からしてやはりススキなのだろう。
野焼きの煙が地を這うように流れていた。
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遠くから

水上庭園と近江兄弟社高校のグランドとの間の道を北西に向かって歩いている。庭園を離れたところから川沿いの道になる。規則的につけられた農道に橋が架かっている。最初の橋が兼平橋。これにつながるのが軽トラが止まっていた農道。2つ目の橋が米塚橋。この写真はその橋のたもとから撮ったもの。風景としては取り立てていうほどのこともない。ああそうですか、これが何ですのやという程度の写真。右上から下ってくるのが八幡山の裾。橋を渡って農道が続いているが、それをたどると三上山はさらに八幡山に近寄っていく。もうここで精いっぱいというところである。
○セ・リーグ、ヤクルト優勝。昨夜(10月2日)のヤクルト・阪神戦。9月に入ってから腰抜けのようになった阪神に比べ、ヤクルトは強かった。昨夜も1回裏にヤクルトが1点先取。阪神のぼろ負けを覚悟したが、案に相違して試合はそのまま進み、8回だったか、阪神が1点取って延長戦に。11回にヤクルトがサヨナラ勝ちで優勝を決めた。
延長戦に入ってから私は別のシナリオを考えていた。昨夜、ヤクルトは引き分けでも優勝という条件だった。このまま両チーム点が入らず12回表のゼロで優勝が決まる。引き分けサヨナラ優勝である。過去にあったのかなー。その時点でスタンドもグランドも試合が終わったような騒ぎになるだろう。しかし、試合のルールとしては12回裏があるはず。もしそうなった場合、胴上げを後に回してスカのような12回裏をやったのだろうか。いやひょっとしたらお祭り騒ぎのような最終回になったかもしれない。そこのところを見たかったのだが。残念。
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遠くから

十四橋まで行ったところでその農道はあきらめた。手前に木が多く広い展望がえられない。市街地にも近づいているわけで、”山は遠ざかって見るべし”との基本にも反する。ということでその農道をバック、水上庭園と反対側へ川沿いの道を歩く。少し行くと先ほど農道に止まっていた軽トラが見えて来た。3台目の左に昨日の”妙な橋”も見えるし、その横の細い6本の木もこちらのほうが安定して見える。山そのものが森に隠れたのは残念だけど、トータルとしてはこちらの方が風景が生きている。
三上山を撮りだして間なしのころ(30数年前)、少なくとも何回かはここへ来た。しかしその時、ここはダメだと判断した。その判断理由はなにだったのか、今になってみればそれがどうしてもわからない。大きな判断ミスをしていたようである。
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妙な橋

水上庭園(私が勝手につけた名前)は長辺700m、短辺300mの農道に囲まれている。今回は北側で長辺にあたる農道を歩いてみた。といっても水上庭園そのものと農道との間に20mほどの空間がありちょっとした畑になっていたりして、庭園(といっても単なるヨシ原だけど)そのものの縁を歩けるわけではない。
中ほどに西の湖とつながる水路があって、農道には立派な橋が架かっている。川の名前は小屋場川、橋の名前は十四橋という。おそらくどこかに一番橋があって、ここが十四番目という意味だろう。さすが水郷、橋がなければ商売にならないというところ。標題写真にも遊歩道風の橋が見えるが、どう見ても片側しか見えない。道があるのかないのか。どう見てもそこへ通じていそうな道は見つからなかった。妙な橋だ。
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