山傾く再考

昨日の写真で山が左へ傾いて見えるのに気がついた。右側の斜面を大きなテコでぐいっと持ち上げたように見える。実はこの日、旧県道を越えて、150m余り左へ寄ったところからもう1枚撮っていた。それが今日の標題写真である。これはどうだろう。
撮り方は同じ、日通の倉庫を越えたところでクルマを止めて車内から。雨が降っていたのでガラスを下して慌てて撮った。結果、右側に雌山の一部が写っていた。山の斜面でいえばほとんど変わっていないはずである。にもかかわらず昨日の写真で感じた、テコで持ち上げた感じはない。違いは何か、いろいろ考えてみたが、今回の雌山に対して昨日の写真では近くに森が見えた。大きな違いはこれだけど、きょうの写真にもう一つ大事な違いがある。右の斜面が雌山の手前へ民家の屋根まで下ってきているのである。実はこれ三上からの登山道の尾根なのだが、これが完結することで山の傾きが感じられなくなるのではないか。といいだせばきりはないが、結局はその部分に、森があるかどうかだったらしい。どうでもエエ話につき合いをしてもらって、イヤハヤ申し訳ない。
写真ステージ 「近江富士」
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