雌山が見える

大津市雄琴5丁目の湖畔。目の前に4本脚の構造物が見える。ところどころで見るような記憶があるのだが、何ものであるかは知識なし。その横を3人乗りの釣り船が通り過ぎていく。三上山を撮りだした30数年前には、まだ和船が残っていた。シルエットそものものに情緒があったが・・・。魚釣りに関してはこれ以上の知識なし。
さて標題写真に戻って三上山の姿を見てみよう。右側に雌山が見えるが、ちょこんと寸づまり。堅田から見たときにはもう少し存在感があった。堅田でしっかり見えていたのが、雄琴で寸づまりになっている。もうちょっと南の坂本ではどうだろう。先ほどの和船の写真も坂本からだったが山の形ははっきりしないので、山手からの写真をどうぞ。三上山の姿を注意して見ると、雌山がなくなっている。
三上山を人の顔に例えれば、堅田から見ると横顔を見ているわけで、鼻筋がしっかり見える。雄琴から見ると斜め前から見ていることになる。そして坂本、もうちょっと南の西大津あたり。この方向から見たときには真正面から見ることになり、鼻筋は消えてしまう。
写真ステージ 「近江富士」
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