夏の河川敷

国道1号バイパス岩根交差点から、交差する県道13号を旧1号のほうへ歩く。最初のうちは例の大型商業施設イオンタウンがあってただ歩くだけ。しかしそこを離れると不思議な感覚にとらわれる。いつの間にか野洲川の河川敷の上へ出ているのである。普通このあたりの川を越える場合、堤防への上りがあって上り切ったところで堤防上の道とクロスする。もちろん堤防上に道がない場合もあるが、すくなくともここが堤防だという意識は感じられる。ところがいまの場合はそれがない。道は上りにはなるが、いつの間にか河川敷の上へ出てしまっているのである。いつ堤防を越えたのか、それが分からない。
標題写真は新生橋の上から下流を見たところ。ここへ来るのは冬、比良に雪が来たときと相場が決まっている。真夏のど真ん中に来たのは初めてだ。たくさん木が生えているというべきか、茂ってるというべきか。当然いつかは伐採されるのだろうが、河川管理も大変だ。冬だと、雪の山をどう撮るかが問題になるが、きょうの場合はそれが見えないのだから、手前の木だけの話。風景写真はやっぱり冬だ。
写真ステージ 「近江富士」
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