春立つ

きのうは節分とやらでどのTV局も恵方巻で大騒ぎ。もうちょっとまともな番組を作れないのかと思うが、ぼやきだすときりがないので、それはおいといて、きのうは拙文(節分と打ったはずだが、ハイハイ分かりました。おっしゃる通り)だから、きょうは立春のはず。我が家の横の通りから見て、太陽が三上山のてっぺんから昇る。細かいことを言うと、ほんの少し右側へ寄っているのだが、これは辛抱するしかない。
滋賀県のきょうの日の出は6時52分、撮影時刻が7時42分。日の出から50分も経っている。太陽が水平線上に顔を出してから三上山のテッペンまで移動するのにそれだけ時間がかかっているということ。とにかく我が家では冬至を過ぎてもちょっとも日の出が早くならない。ところが立春を過ぎると急に早くなる。
毎年撮っているつもりだったので調べてみたが、2011年2月5日撮影のがあるだけだった。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


白い山

昨日(2月2日)の朝、目を覚まして驚いた。屋根が白い。道に積もってはいないが、空は暗く雪は降り続いている。三上山は見えない。前夜の天気予報では県北部に雪マークが出てはいたが・・・。察するに朝方になって降りだしたらしい。北部の雪雲が流れて来たものだろう。雪はほどなく止んだ。その後も降ったり止んだりしていたが、合間に見える山は白くことのほか神々しく見えた。写真は午前9時半ごろ。しっかりした止み間が見えだしたとろころである。本当の深い雪(1977年2月)とは違う、浅い雪の白さというのだろう。
あと2枚。まず新幹線側から見て、バイパス予定地手前の田んぼ。どこかの会社が移転してくるとか。先日からユンボが入って何箇所かを掘り起こしている。地質の調査をしているようである。
もう1枚。手前がバイパス予定地。そこだけ雪が積もっていない。土の微妙な違い、枯草の有無によるのだろう。集落の屋根の並びを比べると、標題写真よりほんの少し右から撮っていることが分かる。
正午ごろ水口教室へ走ったが、野も山も普通の姿に戻っていた。
写真ステージ 「近江富士」
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不思議な重なり

3,4日前に石部東寺(ひがしてら)の風景を見てもらった。きょうの1枚は同じく石部だけどこちらは西寺(にしでら)地区である。阿星山山麓に長寿寺と常楽寺という二ヵ寺があり、旧甲西町岩根山山麓の善水寺とで、湖南三山という名で呼ばれ、秋の紅葉シーズンは賑わう。
ここは東寺の長楽寺の方から尾根の末端を越えて西寺側へ出てきたところ。常楽寺の姿は山の陰で見えないが、そのかわりに向こうの山蔭に石部高校の校舎が見える。その向こうの山筋の稜線と、三上山の右に見える菩提寺山の稜線とがほとんど一致して重なるという、不思議な風景を形作っている。県道119号を渡って反対側の墓地へ上がると、2つの山は少し右へ寄るが、これより右へ寄ってくれる場所はまだ見つからない。
写真ステージ 「近江富士」
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青大将が

毎年同じことを繰り返しているわけだけれども、この時期になると雪の比良山を撮りたくなる。気持ちのいい晴天に張り切って出てきたのだが、思いのほか空気の透明度がよくない。積もった雪が解けて空気中の水蒸気が多いのかも知れない。
湖南市吉永の大砂川トンネルの近く。堤防に上ろうとしたが、草が伸びて上れる状況ではなかった。で、農道歩き。左側のガードレールが邪魔だから、それの前へ出ようと思っていたところで、踏切の警報機が鳴りだした。別に電車を撮らなければならない義理はないのだが、せっかく出くわしたのだからと、ガードレールは辛抱して試し撮りの1枚。以前からあったのかもしれないが、右の方に真っ赤な建物がやけに目立つ。そこへやってきたのが標題写真の青大将。一応赤は隠したけれどこの風景に青大将はパッとせんぞ。
左の方もガチャガチャとうるさい。見るともなく見ていて、平和堂の看板と西濃運輸のそれとが並んでいるのに気がついた。このコンビ、どこかで見た記憶がある。これは三雲の大日不動から。三雲からこれが見えていたわけだ。山が大きいから、三雲の方が近いのだろうと思ってはいけない。まさかそんなことを考える人はいないと思うけど。山から離れるほど比良山が高くなる。三雲は三上山より比良山が高く見える数少ないポイントである。
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