梅雨空

きのうの場所から100mほど山に近づきちょっと右へ寄ったところから。頂上右下の斜面が二重になっているのが見える。右下に向かってロープを張ったようなカーブを描いて稜線が流れ下る。二重に見えるのはその上部、南桜に向かって流れ下る稜線の一部が見えていることになる。ロープを張ったように見える稜線を鼻筋とすれば、左頬の一部が見えている勘定になる。右頬は頂上から手前に向かって下りだし途中で向きを変えて右手前に見えている淡い霧が立っているところへ下ってくる。最初見たときは頂上直下までその霧が稜線(表登山道)に沿って見えていたのだが・・・。
三上山に初めて上った人は、「頂上がそこに見えているから大したことはないと軽くみていたが、何のなんの、きつかった」と口をそろえる。見てお分かりのようにどこから見ても30度ぐらいの勾配である。それを直登するのである。普通の登山道はほとんどが稲妻状に斜面を斜めに登っていく。30度を最大傾斜角に沿って直登するようなことはめったにない。バカにするとひどい目にあいますぞ。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば
番外編 新潟県妙高市

