梅雨空

きのうの場所から500m余り右へ寄った。県道504号沿い、例のダイアナ社屋の前である。右側の稜線が、ロープを張ったように内側に凹んだ線と、反対に霧の向こうに半分隠れて見える外へ膨れた線の二重になっている。ちょうど弦を振動させたような形に見える。山に対して右へ回り込んできたために山の左頬が見えてきたことになる。
普段天気のいい日にはこの二重稜線は見えない。外へ膨れた形に見える。内側が凹んだ形に見えるのは、雨上がりの霧が出たとき特有の見え方である。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば
番外編 長野県信濃町柏原

