間抜けた話

服部大橋を左岸へ渡り切ったところである。旧野洲川南流と新放水路、琵琶湖側を走る国道477号(浜街道)を三辺とする三角形を形成しており、よほどの用事がなければ車も入り込まないし、通り抜ける車もない、静かなたたずまいの農地である。田園空間センターが立てたと思われる「水利・水防と農地の歴史探訪ルート」という標識が立っている。面白い内容だと思うが、何人の人が反応するのだろう。第一、人が歩いていない。
堤防の上に見える細い黒線は、1つ上流の新庄大橋である。車が走っている状態を撮ったつもりだったが、きっちり見てみると1台も走っていない。ファインダーをのぞいた時は2,3台走っていて、面白いなと思った記憶があるが、シャッターを切った時には走り去っていたらしい。間抜けた話である。
写真ステージ 「近江富士」
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