残った柿の木

ひょっとしてあの木も切られているのではないか、姿を見るまでは落ち着かなかったが、姿が見えたときにはほっとした。昨日の写真で、三上山の左裾に見えた大きな森が右へ移動していることから分かるように、昨日の場所よりは左へ寄ったことになる。どういうことかわからないが、旧北流跡と乙窪農地との段差が大きくなる。この写真右端のように擁壁が作られるほどの段差である。その間の距離は1mほどだから、下へ降りてしまうと写真にならない。難しいところで、結局は上から撮るしか手はない。
普通に考えるとワイドで撮るべき所かなとは思う。生えている場所、全体の立地条件などを考えるとこのほうがとも思うのだが、ここへ来るとレンズを少し伸ばしたくなる。根っこの部分も見えないし、下の道なども見えなくなるが、ここはこの長いレンズの方を使いたくなる。いつもなぜかなと自問自答するのだが、多少ながら後退の自由がきく、旧堤防跡地の広さのせいかなと思う。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

