これは怖いぞ

しまった遅かった。毎年秋のオギのころにはここへ来る。今年はうっかりしていてもう12月、完全に穂がたってしまっている。まさかこれを使うわけにはいかないだろう。ほかの場所を探さなきゃしゃーないな、と思いつつ、何げなく足元を見た。?、これはタイヤの跡じゃないのか。
場所は野洲川左岸、近江富士大橋と川田大橋の間、堤防上の道路である。公道として認められているのかどうかは知らないが、とにかく上流の国道8号から川田大橋までクルマが通行できるようなシステムになっているのは事実である。現に私もこの道をつい近くまでクルマ来て、ちょっとしたいつもの空き地に置いている。現場までは数10m。見ての道だから確かに怖い。でも草地を歩けば大丈夫だと思っていた。しかしこれがタイヤの跡だとしたら、これはホンマに怖いぞ。
とそのあとをたどってみた。そして見つけたのが標題写真である。左側の車輪は水平部分を逸脱して完全に斜面にかかっているのである。大型車が離合するとなるとこういう計算になるのかもしれないが、これでタイヤが滑らないという保証はあるのだろうか。草地で写真を撮っていてクルマが寄ってきたら、滑り降りるしか手はない。命にかかわるような怪我はないとしても、上からでかいやつが滑り落ちてきたら・・・。これは怖いぞ。
写真ステージ 「近江富士」
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