不思議な木

オスプレーがやって来たのかと思う。妙な形の木だ。旧野洲川北流左岸の外側にある小さな墓地に立つクロガネモチ。もともとは結構背の高い木(2011年9月)で、北流跡道路からも一つの目印になっていたし、右岸の乙窪・比江あたり(同)からもよく見えた。
ところがこれだけの木でありながら、三上山と並び立つ写真となるとほとんどない。どうにもポジションがとれないのである。とりあえずデジタルになってからの分を探してみたが、ほとんどない。つぎの写真などは、上半分がなくなっているのに気付き、場所も天気もなりふりかまわずとりあえずの1枚というところである。
フィルム時代ならあるのか。調べてはいないが、多分ないだろう。旧堤防のすぐ外側にあって、遠望などもってのほかという状況だったはず。乙窪・比江あたりから見えるようになったのは堤防がなくなってからの話である。そう考えてみるとこの木が広く人の目に触れていたのはどれぐらいだったのか。そう長い年月ではなかったはず。
写真ステージ 「近江富士」
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