木が伸びて

あれはどこだったろう、水口町内を走っていて、ふと思った。たしか野洲川のふち。子供がソフトボールで遊べるぐらいの広場があって、・・・。たしか横田の渡しの常夜灯の横から川のふち沿いに走った記憶がある。広場はそのまま残っていた。河川敷へ出ようとすると、足跡が点々と続いている。イノシシかシカか。夜間には出没するのだろう。砂の粒子が細かい。まさか川の水がここまで来るとは思えないが、広場に降った雨が流入するのだろう。
ここではなかったのかと疑いだしたころに姿が見えだし、ふと気がつくと菩提寺山と並んで、2つの山が木の間に並んでいた。それが標題写真である。以前来たときは朝国の高架橋が白く輝いていた。きょうはそれが見えない。記憶違いだろうかと、帰ってから確かめてみた。出てきた写真は2012年1月の撮影だった。そう古い話でもないのに、対岸の木が増えている。これ以上伸びると、ここからも無理になりそうだ。
広場へ戻ると杉の木の上の電線にハト?が数羽、オタマジャクシのように止まっていた。
写真ステージ 「近江富士」
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