青大将

肩がえの松広場からの撮影を終えて、とにかくこのときの目的は果たしたのだが、せっかく来たのだからと東海道を歩いてみた。街道筋から裏手へ回ると農地が広がる。葉山中学校が真正面に見えるところで、左の体育館が西日を受けてしんどい。北向きの撮影になるので、午前中の早い時間帯ならともかく、いつ来ても難しい。仕方がないなと帰ろうとしたところで草津線の警報機が鳴りだした。しめしめ電車で隠せるぞ。
やって来たのは青大将。これではアカン。まあしかし体育館を隠すだけなら目的は達したことになる。まあとにかく撮っておこう。これが標題写真。帰ってからPCで見直してびっくりした。撮った時には単純にグリーンとオレンジのいわゆるカボチャをグリーン一色に塗りなおしたものだと思い込んでいた。ところが実際はその昔東海道線で初期の新快速に使われていた2扉肌色の117系を塗りなおしたやつだった。撮るときにちょっと長いなと思ったのは、そのせい(6両)だったのだ。高校生のころには車両の一部分を見ただけで形式の見分けがついた。以来60年なまったものだ。足元を見たら、お前はあほかといわんがかりに彼岸花が咲き始めていた。
写真ステージ 「近江富士」
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