狭い風景

高田砂川の堤防から、三上山の反対側へ平地まで下ったところである。ビニールハウスは地図の上では丸種の研究農場のものかと思うがよくはわからない。きのうの場所から200mほど後退しただけなのに、天井川で視界がふさがれた分風景が狭くなる。
ビニールハウスの奥の森は、きのう見てもらった高田砂川のふちに茂る杉林である。神社の森かと探ってみたがそれらしいものは何もなかった。今どきのことだから、切り払って田んぼにされてもおかしくないのに、そこだけが残されている。何か意味があるのだろう。
写真ステージ 「近江富士」・・・鳰の浮巣・「ヒナ誕生」UPしました。
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見下ろす

高田砂川という不思議な名前の川がる。十二坊の中腹から流れ出て湖南市の菩提寺と正福寺との境を流れて野洲川へ注ぐ。天井川で大雨の直後はどっと流れるのだろうが、私自身はこの川に水が流れているのを見たことはない。
国道1号バイパスがその川を越える。標題写真はその側道からの撮影である。小さな川だから越えること自体はひとっ飛びだが、天井川だから高さが高い。バイパスは結構長い勾配を上ってくる。そういう場所から下の農地を見下ろすところである。麦刈りの作業中をイメージして行ったのだが、それは終わってしまっていた。コンバインで一気にやってしまうから、よほどタイミングが合わないと、それに出くわすのは難しい。
写真ステージ 「近江富士」・・・鳰の浮巣・「ヒナ誕生」UPしました。
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大山川上流

場所は、といわれても文章で表現する自信はない。名神菩提寺PAからさらに山奥へはいたところ。希望ヶ丘の青年の城あたりから流れてくる大山川源流と名神の峠越え八重谷越えあたりから来る八重谷川が具竜するところである。無理やりに書けばこういうことになるが、読んでいただく方にはわかるはずはない。
野洲川分水嶺をたどっていてここへ迷い込んだ。調べてみたら、「分水嶺」の記事を2013年2月にUPしていた。ついこの間のような気がしているがもう5年も前の話である。当時の写真をこの日乗でも使った記憶があったので調べてみたら、2012年12月01日にUPしていた。大枠は変わっていない。夏と冬の差は歴然としている。画面左上の白い正方形は菩提寺PAの水槽?である。
『分水嶺』は、この時点では先行きどうなるか見通しもつかなかったが、今やっとあと1年ぐらいで完結できそうなところまで来た。体力との勝負である。
写真ステージ 「近江富士」
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農地消える

湖南市菩提寺のみどりの村交差点である。カメラの後ろ、道を渡ったところにコンビニがある。近くには銀行やスーパーがあり新しく開発された住宅地内の中心的な場所だが、三上山を望むこの方位だけが長く農地として残ってきた。ところが昨日現地へ行ってみるとこの通りである。田植えが終わったのどかな風景をイメージしていってみたのだが、雑草が生い茂るこんな調子である。
画面奥、三上山の左裾に森が見えるが、さらにその向こうには例の大山池があり、夏の初めのこのころは夕日を撮りによく通ったところである。その行き帰りに必ずここを通っていたのだが、池を前にした夕日に心が走り、ここでカメラを構えたのは、5,6回に1回ぐらいだったろうか。こんな状態になるのなら、もっと早めにしっかり撮っておくべきだったと反省しきりである。
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竹伸びる

市三宅の竹が伸びだした。去年の春に一回完全に地面が見える状態に手入れされた。そして今年のサクラはこんな状態だった。竹が伸びかけていることは確かである。しかし、それから3か月でこれだけ伸びるとは。もう集落が見通せないほどである。黄色のテントは1つの目印にとあえて入れたものである。これを入れておけば、見通しがよかったころの位置関係が分かりやすいかと考えてのことである。
で、昨年春からの写真を見直してみた。このテントは写っていなかった。考えてみれば当たり前の話である。ほかにいくらでも対象物があるのに、わざわざこんな目立つものを入れる必要はない。矛盾もいいところである。
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バイパス工事

バイパスは従来の座標軸を斜めに横切るように通過する。中学1年生ぐらいでやるY=aX+b という1次関数のグラフのように。たとえばいま男性が歩いている道が従来の地蔵さんの前に通じる道。それに対してミリの方へ分かれていくのがバイパスの予定地。標題写真は男性の少し向こうまで進んで右を見たところである。盛んに鉄筋の組み立て作業が行われていた。
ちなみに、かつて柿の木地蔵があった場所はこの作業場の右側、現在のなさけない姿である。手前、コンクリートパネルが並んでいるその向こうに地蔵さんが並んでいた。カキの木はその後ろ、地蔵さんの右だったか左だったか、もう記憶が怪しい。
◆番外編:今年もヒナにあえました。

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バイパス工事

かつての柿の木地蔵の横である(左外5mぐらいのところに地蔵さんがあった)。国道の方からやって来た水路がここに来てくくっとクランク状に折れ曲がっていく。左端に見えている白いコンクリートがバイパス予定地の三上山側の端。右側を見るとこんな様子である。結果的にバイパスがこの水路が横切ることとなり、工事をする立場からすれば結構邪魔になるはずだ。いま写真を撮っている道はバイパスの中央部を斜めに横切っている。それが邪魔になるからとりあえず横へずらそうというのがこの橋か。
この水路と地蔵さんとを一緒に収めた写真がなかったか、探してみたが簡単には見つからなかった。この日乗で使った写真だけでも索引を作っておけば作業は簡単だったのだが。いまとなってはちょっと無理な話だし。
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バイパス工事

話はあちこち飛ぶが、もう一度行畑へ舞い戻る。真正面は6月4日の上り勾配を上り切って一般道をオーバークロスして、さらに進んだところである。見たところ地上部分だけが姿を見せているだけだから、さして目立たないが、完成した先では、高架型か築堤型かはわからないが、いずれにしても視界を遮る構造物が横切るはず。おそらくいま山麓に見えている建物はすべて隠れ、それに変わる壁が横一直線に風景を上下に二分するはず。
右の木の向こうに、電線が黄色の被覆をかぶせられているところ、そこがまさにバイパスの通り道になる。右手へ回って近寄ってみると工事現場の真っただ中へ入って行く。まさか工事完成後もこのままで放置されるとは思はないが、当分はこんな状態が続くのだろう。
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