雨中に見る

台風は23日7時半現在、茨城県を北上中だとか。標題写真はプロパティに22日午前10時12分とあるから台風はまだ南方海上にあったときのこと。横風の中で結構強い雨が降っていた。普通、雨の中では山は白く隠れてしまうのが普通だが、このときはその雨の中で山全体が姿を見せていた。災害が起こるぐらいの大雨になると視界全体が白くかすんでしまうらしいが、このときの雨はそんな雨ではない。普段より少し強めの雨だったが、それでも白雲がわかないのが不思議だった。
そのあともときどき注意してみていたが、間断なく降り続く中で白く隠れたり(これが雨中の普通の状態)、全体が姿を現したりを繰り返している様子だった。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


真正面富士

15日から1号バイパスを三上山に向かって走ってきた。その間ずーっと菩提寺山が左側に並んでいた。そのあと菩提寺山の手前でバイパスは左へカーブ、石部頭首工を越えて栗東市の山間へ去る。道はそのあと県道27号へ戻り菩提寺山を半周、名神の下をくぐって野洲市側へ出てきたところである。地形的に言うと、名神をくぐったところで田んぼより数m高く、そこから南桜の信号へ向かってなだらかな勾配を下る。真正面に三上山の主峰が立ち、初めての人はあっと息をのむところである。
以前、『あいあい滋賀』の”三上山物語”で、真正面富士をいくつかとり上げたときにも、読者の方から、”南桜の県道もいいですよ”とアドバイスをいただいた。百も承知だったが新聞に載せるには電柱が目立って躊躇した。右に見える桜の木、その下を旧道が通る。今年4月16日の標題写真、こちらの方が電柱の影響は小さいようである。
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困ったもんだ

困ったもんだ、いよいよネタがなくなってきた。しつこいのでここらで打ち切りと考えていた18日の続き、1号パイパス。これはバイパス沿いを歩いて撮った写真(今月12日の標題写真)。クルマはちょうどそのあたりにさしかかってきた。高田砂川の堤防の向かって上りだすところ。道の右側にネットが張られており、上端の線が細く見える。これが道路方向の水平線。道路が上りにかかっていることが分かる。丸種滋賀研究農場のビニールハウスが近づいてくる。やっぱり走りながら撮るのとしっかり見るのとは違う。
撮影した場所。1号バイパスであることは間違いないが、その線上のどこか。このときクルマは後方の十字路を通過してきたところ。その交差点へ進路を誘導する分離帯のゼブラが見える。これが航空写真に写っている。これが位置のアリバイである。
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まいったなー長雨

まいったなー、この長雨には。もうどないしようもない。天気予報では来週後半までのぞみ薄。ただ晴れただけではどないしようもない、もこちらの都合と合わなければ意味がないわけで。いやいや参った。
今朝も山が見えるか見えないか。下3分の2ぐらいが見え、その上に朝の明るみが水平方向に伸びていた。最低の線は確保できそう。クルマで飛び出したが、ものの1分もかかるかかからないかの場所なのに、現場に着いたときにはそれは消え、ぽつんと雲の明るい部分が淡く見えるだけ。それもアッという間に消えた。2.30m移動して撮った写真が標題写真。どれだけ違うのやといわれたら、返事のしようがないのだけれど。どちらも手前の空き地はバイパス予定地。
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トンビとお遊び

好天に引かれて琵琶湖大橋へ出えかけたが、思ったほど見通しがよくなく冴えない写真。ずっと並んでいる照明灯が橋の外から見る場合はアクセントになるが、橋の上から何かを撮ろうとすると結構邪魔になる。難しいところ。
まあそんなことで、山よりトンビと遊ぶほうが面白かった。車で走っているときはほとんど気にならないが、歩いているとトンビが橋を意識して飛んでいるのがよくわかる。その昔志摩半島のパールロードのバスに乗った時の話。リアス式海岸の高いところを走る。乗客は我々職場の同僚数人だけ。運転手がいろいろとしゃべりだした。その時の話題にトンビも暇やからバスを追ってくるという話になった。きょうも見ているとそういう傾向がある。注意していると目の前を通り過ぎることがある。トンビからすれば、オジイも暇やからワシらを狙ろとるということになるのだろうが。
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1mのずれ

湖南市正福寺、甲西北中学を右に見て広域農道をオーバークロスしてカーブを描きながら広い農地へ向かって下っていくところ。田植え直後水田が夕日に光る風景は秀逸である。朝国から石部まで距離にして7Km余りの間で、このようにして三上山に向かって勾配を下る場所がもう1箇所ある。甲賀市泉から上り始めて湖南市岩根へ下るところ。完成した道路を初めて走った時には、これはすごいと感動した。
とくに頂上へ上り切って、そばに生えている松の木と三上山が絡むところ。実はこのときもそのアングルを狙っていた。ところが”今だッ”というタイミングが計れない。あれよあれよという間に通り過ぎてしまった。撮れたのは下りにかかって立ち並ぶ電柱が邪魔をするところ。そして近づいた最後のチャンス。ここへきても同じような感覚を感じるのである。”こんなのではないのになー”と思っている間に通り過ぎてしまう。そのとまどいが運転席と助手席の約1mのずれ、特にそれが道路の端側へ向かってのずれだと気がついたのは走り終わったあとのことだった。
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傾く山

ずーっと雨。よく似た写真でご勘弁を。正面は正福寺東という信号。右へとれば十二坊の山を抜けて下田の工業団地へつながる道である。右のでかい建物が、甲西北中学の体育館。ここのところ右側から十二坊が迫り野洲川との間に余裕がない。ためにこのバイパスも川の堤防上を走る。左の空き地は4車線化のための予備地だと思われる。
ここのところずっと左に菩提寺山、右に三上山という構図が続く。ここへきて、三上山が大きく右へ傾いて見える。偶然だけれどもその傾きが13日に見てもらった丸種滋賀研究農場からの写真とよく似ている。ほとんど同じ方向から見ていることになる。菩提寺山に比べて三上山が大きく見えるのは、こちらの方が2K余り遠いことによる。離れたら小さくなるじゃないかという人がいる。その通りである。これは菩提寺山との比較の問題で、菩提寺山の方がより小さくなるために三上山が相対的に大きく見えるのである。
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厄介な問題

イオンタウンを過ぎて田舎の風景に戻る。しかし、以前よりも信号が増えた。これは小さな交差点が2つ続くところ。手前の信号などは農道との交差点だが、信号がなければトラクターも渡ることができないというところだろう。
写真には信号機が4基写っている。手前の一組が青、奥が赤になっている。ライトはLEDで点滅している。それぞれのペアは一つの機械でドライブされているはずだから、これは同時に点滅しているだろう。問題は写真のように肉眼で見通せるぐらいの距離にある場合は、それぞれはどのような点滅をしているのだろう。続けて撮ったもう1枚。手前の青は消えてはいないが見えにくい。奥の赤は点灯している。いまの場合は別の機械でドライブされているらしい。それらの状況が外からは見えないから、結局はある程度の数を撮って対処するしか手はない。どうでもエエ話だけど、ことと場合によっては写真の生死を決めることにもなりかねない。厄介な問題でもある。
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