芭蕉会館

昨日、一昨日と見てもらった2枚の写真、とくに帰りに見つけた棚田の部分を見るにつけ、まだこの公園にはもっと見る部分があるのではないかという思いを抱かせた。地図もきっちり見ないまま、家を出てからの思いつきでやってきたわけだが、もっと奥深いものがあるのではないか。しかし、途中から急に曇って来たこともあって、その日はそれで引き上げた。
改めて地図を見直した。GoogleMapの航空写真をみると例の棚田の部分は上のグランドの近くまで深く入り込んでいるのが分かってきた。一昨日見てもらった昭和5年建立の石標も大きく見るとその棚田の中に立っているのが見える(航空写真では石標そのものは見えないが影が見える)。結局は、最初ヤマ勘で行ったため、2箇所にある駐車場のうち、国道から遠く回り込んだ方へ入ったため、公園そのものの大きさを勘違いしてとらえていたらしい。
2,3日して改めて再挑戦。標題写真は芭蕉会館の上の田んぼから見たところ。もちろん今は公園の一部になり桜などが植わっている。建物の入り口は琵琶湖側にあるのだろうと思っていたが、そこは急斜面、横側から入るようになっていた。何のことはない、標題写真の柵のすぐ下が玄関だった。前の道路はびっくりするような急斜面で、トレーニング中の高校生が元気に登っていった。そして、そのあとを見上げると、例の石標が棚田の上に立っていた。前回来た時、グランドの横からそこまで下りてきていたのだった。
写真ステージ 「近江富士」
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