雨台風去る

一昨日の台風は紀伊半島の南部をかすめて東へ去った。大した風も吹かず安堵したが、雨は結構激しく降った。そして昨日、台風一過の晴天が見られるかと期待したが、相変わらずの曇り空。撮っておいた写真はすでになくなっているといってこんな天気では遠くへ行っても意味はない。午後はやす教室、午前中、手近なところでと三上の農地へ。県道504号沿いのダイアナ社屋の前あたりである。
ここも大豆が植わっていた。なぜだかわからないが畝が裸になっているところがあって、そこに水がたまり空を映していた。ここは三上集落の南に当たり、工事が予定される8号バイパスからはかなり離れている。予定されている工業団地はここまで来るのだろうか。なんとか農地のまま残ってくれることを祈るのみ。
写真ステージ 「近江富士」
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呆け門GO

天気が悪く手持ちの写真がなくなった。変わりばえがしない写真で書くべき内容もない。ということできょうは雑談を。
ポケモンGO?、そんんこと10年前にやってたよ。
2016年夏、「ポケモンGO」の流行が社会問題になった。こちとらは「呆け門」でほんまもんのポケモンとかはなぶったことも見たこともないが、スマートフォンなるものを使ってポケモンとかを捕まえるゲームだという。何や、そんなことか。それならワシは10年も前にやってたぞ。地図なしの矢印だけしか出ないハンディGPSで目的地へたどり着くのがそれである。
ボクの場合は目的地を自分で決めて、GPSにインプットして、矢印を頼りに車を走らせ右左に曲がりながら目的地へたどり着く。GPSには矢印とともに、目的地までの距離が表示されるようになっている。その距離を詰めてゼロになった時点のその場所が目的地ということだ。運転中にそんな筋を見ていたら危険ではないか。当り前だ。運転中にそんなものは見ない。目的地を越えた時点で大きな矢印が後ろ向きになる。矢印が反転するその場所が目的地ということ。
いま流行のゲームの方は、ボクの想像だけれど、おそらく緯度・経度それぞれについて、何分刻みか何秒刻みかで、そのポイントが網の目のように指定されているのだろう。プレーヤーの方はそれは全く分からない。ゲーム参加者にはポイントに近づくとポケモン出現のサインが来るらしい。私が使っていたのは初めから矢印が出るから、そちらの方へ進めばいい。今のゲームはそれはわからないから歩き回る。サインが来るとポケモンが近くにおるということになるらしい。実際は「ポケモンがおる」のではなく、自分が偶然そのポイントに近づいただけなんだけど。
ということでプレヤーはあっちでもないこっちでもないと動き回る。運よくポイントに近づくとポケモンの動きが変わるようになっているのだろう。ボクは本当のゲームを見たことがないからそこのところはわからない。まあしかし、この「ポケモンGO」というゲームは、「ハンディGPSを使って目的のポイントへ行く」という、ただそれだけのものである。先ほども書いたようにポイントは機械的に決められているから場所を選ばない。建物の中ははずせとか、駅の構内に置くなとかいろいろあるらしいけれど、そんなことやりだしたらきりがない。緯度・経度、タテヨコ2つの数式で決められるポイントを、これはダメあれはダメとやりだしたら訳が分からないくなる。まあ、要するに遊ぶやつの判断力が試されてるんでっせ。
本気でやろうとするならば、ゲットしたポイントを地図に落としていけばいい。おそらく数個も見つかれば、地図の上に碁盤の目が見えてくるはず。となればほかのポイントは容易に予測できる、と僕は思うのだが。そんなの捕まえて面白いのかなー。
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ニラの花

農道のふちにニラの花が咲いていた。と書いて、はてこれ本当にニラの花でいいのだろうか。で、検索してみると間違いはなさそう。道端に咲く白い花ぐらいの認識しかないが、よく見ると、一つ一つは6角形の可愛らしい花だ。ほとんどが白色だが、検索して出てきた中には薄紫色や淡いピンクのものもある。たまたま通りかかったところに咲いていたので何も考えずに撮ったが、バックが稲刈りが終わった田んぼだった。行き当たりばったりの最たるもの。白い花は緑の中に咲いてこそ。事前に確かめておくかおかないかで写真が変わる。これではだめだわ。
台風16号が接近しているという。今夕紀伊半島南部に至るとか。大事に至らなければいいが。
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ヒマワリ?

南桜、県道27号野洲川寄りの家庭菜園を歩いてみた。結構広く、いろんなものが植わっている。例の尖がり富士のところから距離にして350m(三上山に向いて左へ)ほどしか離れていないのに、ここではもうその面影はない。しかし、山の見え方はいままで何度も書いたのでそれは置いておいて、きょうは花の話。結構背は高く近づいて撮るとカメラが上を向く。おかげで下に見える雑物をカットできる。
と気楽に撮ってきたのだけれど、この花ほんまにヒマワリかな?。気になったので調べてみた。誰が見ても分かるヒマワリの写真の中に、この手の花も混じっている。やっぱりヒマワリらしい。でも様子が違う。いわゆるヒマワリは日の出の方を向いて咲く。だから夕方ヒマワリ畑へ行くと、みんな太陽を背中にして咲いている。ところがこの花はあっち向いたりこっち向いたり。たとえばこのときの撮影場所は三上山から見て真南の位置。だからカメラは北を向いている。そのカメラから見て花はこちらを向いているのがある、というより、みんな好きのは方を向いている。この種類に関しては東を向いて咲くという一般のヒマワリのルールに従わないのか。それともこの日は曇っていて、太陽が出なかったせいなのか。
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研究農場

きのう、おとといと三上山と一緒に見えていた”生田病院・ケアセンターこうせい”の駐車場からである。当り前のことだけど、立っていう場所は写らない。念のため少し遠い場所から見た現場の建物を。右端が生田病院。その左の小ぶりなのが「ケアセンターこうせい」。左の方、電柱が3本集まって見えるところが駐車場の端。標題写真の撮影場所はそのあたり。
ここで1枚写真を見ていただこう。これは古い写真で1982年4月の撮影(写真A)。いま立っているこの場所が果樹園だった。確か坂口果樹園といって、県道27号のバス停も「果樹園前」と呼ばれていた。バイクで勝手に入り込んで、作業中の主人に三上山の写真をとお願いすると、「どうぞどうぞ脚立がいるでしょう」。厚かましくも脚立をかりで当時持っていた三脚いっぱいに伸ばしたのがこの写真だった。
様子が分からず、奥のビニールハウスも果樹園のものだと思い込んでいたが、それは別、今写っている丸種滋賀研究農場のものだった。もう1枚(写真B)。A・Bともに同じときの撮影だが、いま見れば写真Aは水平も怪しいし写真Bの方がしゃきっとしている。当時としてはビニールハウス(温室というべきかも知れない)を隠そうとしていたのだろう。
しつこいけれども、現在の病院の敷地から見た研究農場風景。なぜかは分からないが、ブリューゲル描く農夫の姿を思う。木の間より三上山の斜面が見える。
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稲妻型の

農道が稲妻型に曲がっている。写真としては面白い。ここを通るとつい手が出てしまう。何回撮っても同じ写真にしかならないのだけども。この画面右はどこかの神社の御旅所である。どこかの神社とは無責任な。何で調べてこなかったのかと仰せらるるだろうが、実はここ「御旅所」とあるだけでどこの神社とは明記されていない。「そんなもの、書かんでも分かるやんけ」というのが、地元の人たちの考え方なのだろう。まあ、名前の云々は別にして、我々部外者には、向こうからやってくる農道と、それに直角な農道でT字路を作りその角を御旅所にすれば済む話だと思うのだけれども。手の込んだことをやったものだ。
ところで昨日の写真ときょうの写真、三上山の下に見える森と生田病院の建物の位置が動いている。これを読むことで、この農地内でのおよその撮影位置を知ることができる。
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あっという間

湖南市正福寺の農地。三上山の左に菩提寺山が並ぶ。甲西北中学の横を走る国道1号バイパスの両側に黄金色の風景が広がる。天気はあまり良くないが、田んぼは輝いているから何とかなるだろうと出かけてみた。が、あてにしていた場所は今年は大豆畑に変わっていた。注意をしていないとときどきこういう失敗をやる。今年の春も、どこでだったか、 田植えのあとの風景をイメージしていったら、一面麦畑が広がっていた。
これはしまったと、バイパスをくぐって反対側へ出て、やっと黄金色に出会う(標題写真)。しかし刈り終わった後のほうが多く、ひこばえの緑が広がっていた。ことほど左様に昨今の農作業は早い。ちょっとしたたんぼなら、半日ほどで刈り取られてしまう。2,3年前だったか、夕方見たときには異常がなかったのに、翌朝見に行ったら、きれいさっぱり刈り取られてしまっていたと新聞で報じられていた。誰かがコンバインを持ち込んで刈り取っていったのだとか。広い田んぼのどっかで夜稲刈りをしていても、遠くから見てXXさん、よう頑張ってるなというだけで、誰も確かめにはいかない。その盲点を突いたのだとか。イヤハヤ。
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彼岸に咲く

朝日の丘だったか、夕日の丘だったか、正式な名称は忘れてしまったが、桜墓園内にあって春秋の彼岸の中日にはその丘から太陽が昇るとか沈むとかのモニュメントである。その説明文に”どこから見れば”という基本的な条件が抜けているということを以前書いたが、その蒸し返しではない。きょう、南桜の農地を歩いていたら彼岸花が咲いていた。あと一週間で秋分の日である。そういえば今は9月なのか。ついこの間まで8月だったはずだが・・・。
まあとにかくボクなどは最低ラインの社会生活は送っているのだけれども、曜日の感覚は怪しいし、日にちはおろか月まで怪しい。なのに彼岸花というヤツは土の中にいて、どうして世の中の暦まで読めるのか。太陽がどっちから昇るかなんてことを考えるより前に、きょうが何月何日だということを理解することの方がよっぽど大事なんだわな。
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