河口近く

真野浜をもう1枚。真野浜水泳場というから、地名は当然「真野」だと思っていたが、何のことはない、真野川の右岸は国道まですべてが今堅田、左岸(水泳場側)も半分ぐらいから河口までが今堅田だった。こういう不思議なこともある。
ところで昨日も少し触れたが、対岸の高層建築が気になる。撮るときについ何とかして隠せないかと考えてしまう。難なく隠せてしまう場合もたまにはあるが、大概はどこかに違和感が残る。これなども全部は無理だからせめててっぺんだけでもというけちくさい発想だ。やっぱりアカン、堂々と入れたほうがいいのだろうな。
帰り真野川の堤防でふと下を見るとアオサギが佇立している。視線は結構遠い。何かを狙っているという雰囲気ではなかったが、次に何をするのか付き合ってやろうと思った。となるともう動けない。こちらが一歩でも動けは逃げるだろう。下の道から軽トラが元気よく上ってきた。上がり切ってさらに一ふかし、勢いよく近づいてきた。横を通り過ぎるのと飛び立つのが同時だった。鳥はクルマにはほとんど反応しない。オトットと思った時にこちらが無意識に動いたのであろう。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


真野浜

大津市真野浜、夏は水泳状になるところ。いまは人影もない。いつもいつも行くところではないが、何となく撮りにくいところで、いままでに満足な写真が撮れたことはない。対岸、山の右側にはご覧のように高層建築が建つ。そして反対の左側には、高さはないが横に長いピエリ守山の建物が続く。午後になるとこれが白く反射して、手に負えない状態になる。
このときは琵琶湖大橋畔の米プラザに車を置いた関係で、真野川の河口の方から水泳場の方へと歩いた。思いもかけず漁港が現れた。すぐそばが琵琶湖であることは百も承知だが、周りに木が多く、山の中に漁港が現れたかと錯覚をした。標題写真はその漁港の近くから。対岸の線に対して、水泳場の砂浜が何とも落ち着かない。難しいところである。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


カブト山元気

また雪だとの予報が出ていたが、今朝(21日)は雨、いま(8時現在)ちらほらと雪が混じりだした。この後どう推移するのかは分からないが、大したことにはならないだろう。
で、写真は先週の雪の残り。ご存じ南桜からの三上山。気楽に出かけていったが、この日は参ったな。画面が三色に分離しておさまりがつかない。といってどうしようもない。これはこれで終わりやなと帰りかけたとき、ふとカブト山が元気なのに気がついた。右裾にちょこんと出ている山、通称田中山(ハタフリ山・カブト山)の片割れである。いつのときも見えるのだが、普段はこれほど自己主張はしない。
その部分だけをアップしてみると、今度はその下に見える石垣が横一線。こいつがまた邪魔、切るしか手はなさそうだ。残ったのがこの写真。点々と残る雪の白が山の力になっているのだろう。ところで田中山のもう一つの片割れ、ハタフリ山はどうなったのか。ここまで切ってしまうと逆にわかりにくくなる。もう1つ前の写真で左から流れてくる黒い稜線が三上山の裾。その上に重なって見える、雪を残した高原状の山がそれである。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


右に見える白い山

県道27号(野洲甲西線)沿い、生田病院の裏に建つケアセンター甲西の駐車場からの撮影である。雪の広い農地は丸種(株)滋賀研究農場。30数年前、果樹園だったころに2,3度来たことがあったが、病院になってからは足が遠のいていた。それが去年の春、知人の見舞いに来て2,3枚撮って帰った。確か本欄にも使ったはずだと調べてみた。春だと思っていたのに、実際は9月だった。そんな馬鹿なことはないと思うのだが、見舞いに来たときの写真は使わず、改めて9月に来ていたらしい。ことほど左様に、年月、時間の記憶が怪しくなった。この調子だと、撮影年月日・場所・題名のデータベースを作らないと本欄の利用価値がなくなる。
まあ、その件は少し置いといて、三上山の右に見える白い山。おそらく誰も目に止めてもらえないと思うが、ボクはこういう山の見え方もいいなと思う。少し場所をずらした写真を1枚。ヒマラヤの写真などで、こういう表現に出くわすと心が動く。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


久しぶりの好天

久しぶりで好天になった。14日(土曜日)の夕方から降りだして、きょう(撮影日)は18日(水曜日)たから4日ぶりということになる。午後のやす教室での話題。日野から来ているMさんやKさんが、長靴が膝まで沈んでしまったから50cmはあったな、とにかく近年にない降り方やった。いやもっとあった。60cmはあったやろう。いやいやとにかくすごい雪だった。
当地では20cm足らずのものだったが、それでも降ったことは降った。せっかくだからちょっと変わったところでと、石部の頭首工右岸堤防(菩提寺側)へ行ってみた。何年か前に祇王井川をトレースしたときに行ってから、一度か二度行っただけである。以前の様子が分からないかと、当時の写真を探してみたが、祇王井川の様子しか残っていなかった。当時は、右側に見える家が1軒だったような気がするが、データがが見つからないので確かめようがない。右の森は菩提寺山の裾、野蔵神社の森である。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


電柱が消えた

雪の話が入ったので妙な順番になってしまったが、もう一度伊勢落へ戻る。西の方へ進んでここはもう六地蔵に近い。すぐそこに見える日向山には何度も来ているが、この街道は初めてといっていい。標題写真は冬枯れの田んぼの中を細い水路が流れている。国道1号沿いには住宅や工場が見えるがちょっと遠い。今回の場合は川があるから何とかなるだろうが、田んぼだけでは場所の同定に苦労するところだ。特に初めてのところは難儀する。
こういう怪しい場合は前後のコマが役に立つ。いまの場合は、同じ場所からレンズを伸ばして撮っていた(写真A)。と、よく見ると、?、こちらの写真では架線は見えるのに支柱が写っていない。標題写真では左右に写っている。左のものはちょっと遠いから写らないことも考えられるが、右側のが消えることはないはず。で、写真Aを拡大してみた。何と画面のど真ん中に山をバックに写っていた。普通に見るとそれが消えてしまっていたのである。きのうの雪の場合もそうだったが、曇り空の場合は、電柱などはバックの状態によっては消えてしまうことがある。一つの収穫だった。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


今度の雪

今度の雪には参ったな。降りだしたのが14日(土曜日)の夕方だったか。その時点の天気予報では日曜日は一日中降るという。予定していた野洲教室は中止にした。確かに一日中降っていた。
昨日(16日・月曜日)はときどき日が差す時間帯があり、その間に飛び出して撮って来。標題写真は新幹線をくぐったところ。側道との十字路である。少し離れたところに電柱が3本立っている。これがあるから、普段はこの側道からは撮らない。このときはさほど気にならなかったから撮ってきたのだが、道に近い(カーブミラーの右に見えるもの)1本だけが短い。そんなことはあり得ないのだが。引伸ばしてみてなるほど。そういうことだったのか。ということは雪がついていなかったら、見えなかったことになる。
ふわふわとした雪に誘われて畦道へ。14日に工事をしていた田んぼである。あの工事は何だったかよくわからなかったが、きれいに埋めなおしてあった。振り返れば新幹線が徐行していく。
帰りの駄賃にもう1枚。我が家の住宅地の方から見たものである。ここは数年前まで新幹線が見えるだけ、横一線の堤防に遮音壁、それを撮ろうなどと思ったこともなかった、ところが今はご覧の風景に。音もなく走り抜ける新幹線に思わずカメラを向けた。人間がケチなものだから、狭い隙間から見える方が落ち着くのかもしれない。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


草津線

JR草津線は昼間このあたりでは1時間に2本。写真を撮るのなら上下合して4本。線路沿いの街道を歩いていると結構よく出あう。ただ、いまの電車は静かだから注意をしていないと、姿を見てから慌てるということになる。今のカメラだからこそできる芸当かもしれない。昔、すべて手動の時代はどうしていいたのだろう。風景写真の場合、露出は毎回毎回変わらないとしても、ピントはその都度ということになる。自分のことでありながら思いだせない。やっぱり合していたのだろうな。
電車の向こうに横一線の堤防が見える。タンクローリー車が走っているのが小さく見える。これが国道1号。その向こうに野洲川が流れているが、このあたりではこの道が堤防と兼用というところである。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

