柿の木

きのうの道順のところで出てきた湖南病院。広い風景の中に建っているから結構目立つ。昨日の場所はそこから北西へ、今日の場所はそれに対して90度ずれて北東へ。道路の向きが京都のように東西南北を向いていないから、方向で表現しようとするとややこしいことになる。
「庭卯」という庭園業者の資材置き場がある。以前ここ面白い形をした灯籠が置いてあって、ぴしゃりと三上山と組み合わさった。この灯籠は今も置かれているが、周囲の木が伸びて視界がきかなくなった。これは囲いの木のわずかな切れ目から見たところ。麦畑の中で柿の木が風にそよいでいた。
2枚の写真を見て本当に同じ場所かと疑われる向きもあろうが、三上山と手前の妙光寺山との組み合わせを見ればほぼ100%狂いがないことが分かる。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


柿の木

希望が丘西ゲートから下ってきて、野洲市辻町で国道8号、新幹線をくぐって野洲図書館前へ、その後さらに琵琶湖線をくぐって平野へ出、湖南病院の横を過ぎて矢取神社付近で県道151号(守山中主線)に合流する道がある。その最後のところ、湖南病院から八夫の集落を抜けて県道に合流するまでの間、田んぼのなかに柿の木が生えていたりして、こじんまりした風景になっている。
これもその中の一つ。幹の風情が絵画的で魅力あるのだが、惜しいかな距離が自由にとれない。例の道路を移動しながら山と木の位置を決める。あとは前後しながら木の大きさを調整したいのだが、それができない。水田の輝きの中に幹を並べて見せるにとどまった。
HPトップへ戻る
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


初夏の夕暮

田植えが終わって天地が急に明るくなった。野洲市三上、株式会社ダイアナの社屋前。あれは一昨年の暮れだったろうか、ここでTV”ちちんぷいぷい”のロケをやっていたら、女子社員さんがお茶の差し入れをしてくれたのを思い出す。今はその喧噪もなく田んぼには人影もない。陽が長くなった5月の夕暮れ近く、横からの光が田んぼに影を落とす。画面右下、農道に落ちる大きな影がダイアナの社屋によるものである。
さてここからは別の話。主峰から右の斜面を下ったところ。なだらかなコブが2つ、同じ高さに並んで見える。これが見る場所によって高さが変わる。まず左高い。続いて右が高い。どや!、山の高さを変えるワシの超能力。どちらが高こうても世の中が変わるわけではない。ワシの遊びや。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


初夏

例の竹生交差点から旧中主町へ向かう県道151号沿い。比江と八夫との境あたりである。畦道に柿の木が1本生えている。畦道の向きによって近づいて絵になるときもあればどうにもならないときもある。このときも畦は決していい方向ではなかったが、田んぼと田んぼの境に幅30cmほどの水路(溝?)があり、その両側に畦が2本になっていた。その片方に生えている木を、もう一方の畦から狙ったもの。幹まで入れたかったが、これで精いっぱい。これ以上後退は不可能だった。
ローアングルのファインダーに雲一つない初夏の青空が広がっていた。どこかに季節外れの台風が近づいているというが。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


麦畑

おなじみ錦織寺である。田植え後の田んぼに光る屋根をイメージしていった。予想通り屋根は光っていたが手前の田んぼは麦畑だった。昨日きょう麦畑になったわけでなし、冬の間から注意して見ていたらわかっているはずなのに、結局は見ていなかったことになる。ものを見ることの難しさである。遠くから小さな三上山を見る場合、漫然と見ていたのでは絶対に見えない。しかし事前に地図で確認し、このあたりに見えるはずだと思って見ると見える。もっともその場合は「見る」というよりは「探す」という方が近いけれど。
麦畑であったことは仕方がない。問題はこのトーンである。光が映えない。午前中の光で逆光気味。麦は順光のほうが生きる。稲は逆光である。理由はいまだによくわからない。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


比叡と並ぶ

5月6日に「田植えの準備」として、赤トラクターを持ってきた場所とほぼ同じ場所である。赤トラのときも比叡山を狙いに出かけたのだが、遠景がはっきりせず手前を入れてお茶を濁した。
梵釋寺の近く、蒲生岡本町の集落を見下ろす高みからである。望遠で視界が狭いので赤トラ版との場所の比較は難しいが、細かく言えば赤トラ版よりは150mほど左後ろへ寄っている。それを見分けられるのは、三上山の右下に見える小さな山の動きである。赤トラ版ではすっぽり右裾に隠れて見分けがつかないが、きょうの標題写真では少し右へはみ出している。この山が名神竜王IC近くの八重谷山である。
三上山の右に薄く重なっているのが比叡山。山頂が三上山とほぼ同じ高さに重なって見える。7日の写真で右に少し離れて見えていたものである。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


田植えを終えて

県道176号蒲生堂交差点から葛巻交差点までの間に外原という点滅信号があり、両側に小さな集落がある。右に見える森は集落のはずれに立つ八幡神社。昨日の標題写真で代掻きをしていた田んぼの隣の田んぼである。こちらではもうすでに田植えが終わっていた。
ほんの100mほど右へ寄っただけだけど、三上山はさらに小さくなったように感じる。微妙な風に水面にさざ波が立つ。よく見ると田んぼ単位で表情が異なる。畦によって風の流れが影響を受けているのだろうか。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば


田植えの準備

昨日の標題写真を撮った後、蒲生北小学校の近くまで戻ってきた。今のいままで名称は知らなかったけど、小学校にしては立派な造りだなと気にはなっていた。何となく竜王町の小学校だと思っていたが、ここも東近江市らしい。ということはこのあたりは旧蒲生町ということか。そういえば国道477号の交差点は蒲生堂という名称である。
夕日が鏡山に落ちるところだった。昨日の場所からかなり走った感覚でいたのだが、風景はほとんど変わっていない。細かく言えば、鏡山から十二坊へ続く稜線のカサが高くなり、三上山が遠くへ引っ込んだ感じはある。よほど気をつけてみなければ感じられないぐらいではあるが。
昨日の写真と同じ場所だろうといわれそうだが、そんなことはない、それが何より証拠には、今日の写真では比叡山が見えなくなっている。右外へ隠したのだろう。イエイエそんな姑息なことは致しません。その部分を拡大してみた。ちゃんと見えている、画面右端に。もう一度標題写真を見てください。見えるはずです。分かって見るのと分からずに見るのとの違い。念のために距離を測ってみた。道路では4Km近くもあるのに、直線距離では3Km弱。変わるといえば変わる。変わらないといえば変わらない。微妙な距離ではある。
写真ステージ 「近江富士」
■近江非名所全集
■滋賀を歩けば

